理由が分からないんですがとても好きです。マジで。

レビューを書いたり、書評をしたり出来るほど知識も才能もないのですが、なぜかわからないんですけどもこちらのお話、とてもとても好きなんです。自分の好みを分析すらできなくて本当に申し訳ないのですが、ある一日を切り取っただけの物語なのに、厭世感に溺れながらもがいているような、終わりを感じながらそれでもなお、暗闇の中に見える針の穴ほどの小さな光の「粒」を見ているような、堕落しながらも必死で崖に掛けた手を離さないでいるような…。まったくもって表現しにくい感情を感じてしまい、もう何度も読んでいます。好きなのか嫌いなのかすらわからなくなってきて。それでも何度も読んでいるという事は私はこの物語「好き」なんだと思います。マジで!