第13話 seaとlove?

花鈴もそうだがみうも。

恥ずかしい事ばっかりしてくる。

でもまあ渡して正解だったなプレゼントは。

俺は赤くなりながら考えつつ外を見る。

そして授業を受けていた。


でもみんな喜んでくれた。

有難いもんだな、と思う感じではある。

そう考えながら俺は笑みを浮かべて前を見る。

そして.....授業を受けた。



「なあなあなあなあなあなあなあなあ。羽柴くんや」


「やかましいわ!!!!!うるせぇよ!!!!!何だよ!?」


「.....お前さんって恋をしているのか?お二人さんに」


「は?ば!?!?!」


そんな訳あるか!!!!!

俺は頬杖をついていると顎から在津の言葉で机に落ちそうになった。

ニヤニヤする在津。

だがその後に苦笑しながら、まあその想いは大切にな、と言ってくる。


「.....お前に言われんでも.....」


「うむうむ。.....そこで.....だ」


「.....何だよ」


「期末テストがあるじゃない?それで.....その後に海に泊まりに行くぞ!!!!!女子の胸!ビキニを拝みたい!!!!!」


「お前馬鹿か。そんな暇ねぇ」


俺はバッサリ切り捨てた。

すると在津は、お前な。.....たまには頭を休ませないとパンクすっぞ。エロを見ようぜ、と言ってくる.....コイツ余計なお世話だな!!!!!

俺は赤くなりながら在津をジト目で見ていると。


「それは本当かしら。海に行くの」


「へ?」


何故か知らないが花鈴が乗ってきた。

俺は!?と思いながら花鈴を見る。

花鈴は赤くなりながらの感じで見てくる。

どうやら後ろで聞いていた様だが.....。

何故そんな事を?


「ノリノリじゃないか。花鈴ちゃん。.....よし。そうなると.....誘うのは花梨ちゃんと羽柴と.....」


「オイちょっと待て。何で俺まで行く事になってんだ!?お前馬鹿か!」


「いやお前の方がアホだろ。花鈴ちゃんを投げ出すつもりか!」


「お前!?図ったな!?」


俺達はギャイギャイ言う。

困惑する花鈴。

すると、センパーイ!!!!!、と大声がした。

ナイスだな、と思うタイミングだ。

しかし大声で呼ぶな!?


「先輩!何の話ですか!?」


「.....海に行く話だ」


「じゃあ私もはい参加ー!」


「おおノリがいいぢゃない!みうちゃん!じゃあ行こうぜ!」


「いいぢゃない!じゃない!!!!!コラァ!!!!!」


何でこうなっていくんだ!

俺は盛大に溜息を吐きながら.....3人を見る。

3人はワイワイ話していたが。

その中で花鈴が、あ。そう.....だったわ、と切り出した。


「ねえ。もし良かったらなのだけれど。.....めぐみさんも誘わないかしら」


「賛成だ!」


「お前な.....勝手に物事を決めるな!?」


「何だよお前。最低だな?いい加減腹を括れっつーの」


「お前が切り出すからだろ!」


俺は額に手を添えながら盛大に溜息をまた吐いた。

そして在津を睨む。

すると、まあそう言わないで下さい先輩。.....私のビキニ。見たくないんですかぁ?、と囁き声で聞いてくる。

俺はボッと赤面しながら、お前.....、と顔を引き攣らせる。

それから在津を見る。

こんな顔になっている。


「(//∇//)」


「.....お前さ。マジにぶっ殺すぞ?」


「まあまあ。そう言うな。.....花鈴ちゃんのビキニ姿も見れるぞお前さん.....」


「ファ!?」


「.....あら。在津くん。.....一体何を言っているのかしら?」


ゴゴゴと音がした。

俺達はゾッとしながら横を見る。

笑顔の花鈴だが.....背後に死神が.....斬魄刀でも持ってそうな.....。

するとみうが、まあまあいいじゃないですか。花鈴先輩、と言う。

それから何かを耳打ちする。


「な!!!!?」


「.....?.....どうした?花鈴?」


「な、何でもにゃいわ!」


「!?.....か、噛んでるからな?」


みうは何を言ったんだ.....。

俺は顔をまた引き攣らせながらみうを見る。

みうはニヤァッとしていた。

それから俺を見る。


「.....まあまあ。色々あるんですよ。乙女には♡」


「.....???」


何か.....ヤバそうなので聞かない事にした。

と言うかそれ以上の追及を避ける。

それから在津を見る。

で?お前何時行くつもりだ、と聞くと。

学校休みの日があるじゃない、と言ってくる。


「ああ.....7月の職員定例会議?」


「それを狙って俺達は羽ばたくぞ」


「.....俺達じゃないけどな。お前だけで羽ばたけ。そして死ね」


「おうテメェ俺に暴言ばっかだな?小僧」


「おう。お前もな?」


そして火花を散らしているとみうが、じゃあじゃあ水着を買わないといけないですね。花鈴先輩、と笑顔になる。

みず.....ぎ。

俺は真っ赤になりながら花鈴を見ると。

胸を隠しながら俺を見ていた。


「ちょっと。何を考えているのかしら。貴方」


「.....な、何でもないです」


「そういう変態行為は禁止よ。.....全く。拓人の変態.....えっち」


そう言いながら口元を隠して赤くなる.....花鈴。

汗を滲ませる。

だがそれは何というか。

俺に放った言葉だけではなさそうだ。


何か.....かなり赤くなっている。

やはりみうが何か言ったな?

俺はみうをジト目で見る。


「じゃあ先輩。私また来ます」


「おい待て。お前逃げるな」


「逃げてないでーす」


「嘘だろお前さん」


その手を捕まえようとしたが。

そのままヒョイと立ち退いて逃走するみう。

そして俺達だけが後に残された。

ったくあの野郎。

俺は考えながら花鈴を再度見る。


「.....」


「.....花鈴?お前さんさっきから様子がおかしいぞ」


「な、何でもないわ!!!!?」


「.....?????」


さっきから何がどうなっているのだ。

俺はそそくさと戻って行く花鈴を見ながら在津を見る。

在津はニヤニヤしながら俺達のやりとりを見ている。

何を考えているか知らないが在津の野郎を殺したくなるなこれ。

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