第145話 澤陂

沢のつつみには ガマとハスが咲く

きれいなひとを おもってなやむ

さめてもねても ながれるなみだ


沢のつつみには ガマとハスの実よ

きれいなひとは おだやかでたおやか

さめてもねても おちつかぬむねよ


沢のつつみには ガマとハスのはな

きれいなひとは りんとうつくしい

さめてもねても うちよせるうれい


【もとの詩】

彼澤之陂、有蒲與荷。

有美一人、傷如之何。

寤寐無為、涕泗滂沱。


彼澤之陂、有蒲與蕑。

有美一人、碩大且卷。

寤寐無為、中心悁悁。


彼澤之陂、有蒲菡萏。

有美一人、碩大且儼。

寤寐無為、輾轉伏枕。


【ひとこと】

これは植物の名前で押韻するのね。うんうん、そうこなくっちゃ。1番だけは一句目も押韻に使って、2番3番は繰り返しのフレーズとしてだけ使うと。なんかもうお手本みたいな構造ね。捻りがない気もするけど、むしろ実家に帰ってきたみたいな安心感があるね。好きよ。大好き!私は定型が好きなの!!


さて、日本語のほうは……すみません。語彙が足りなかったです……惨敗とはこういうことだと思いました。とりあえず1番は「な」2番は「お」3番は「う」を3回出すことまではしました……だからなんだって? わかるよ……ほんとそれ…… 荷と蕑と菡萏に絡んでないじゃんな……うぅ限界でした……ごめんなさい。

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