第143話 月出

「月(出た出た月が)」の曲で


でたでた月が

きれいなきれいな艶姿

きれいですね 月が


【もとの詩】

月出皎兮、佼人僚兮。

舒窈糾兮、勞心悄兮。


月出皓兮、佼人懰兮。

舒懮受兮、勞心慅兮。


月出照兮、佼人燎兮。

舒夭紹兮、勞心慘兮。


【ひとこと】

きた!韻だけ変えたけど意味はおんなじシリーズ!好きよ!


(想いを告げることが出来ず)心が憂えるみたいな詩なのね?ヒュー!という訳でこうなった。まんまだけど、だから面白いと思って。


正直さ?「月が綺麗ですね」では告白にならんやろと思う訳なんですよ私。漱石がどう言ったかは知らん。ネットで拾い読みしただけだし。私なら「今夜は月が綺麗ですね」「人と見る月は良いですね」くらいは言うわ!って思うだけで。


だから語り直すのが面白いと思うんだよな……。100人のうち100人が漱石のそれの方が良いといい、私のこれをつまらないと言っても(実際のところ読者は片手で足りるわけだが)だとして私が語り直すのをやめる理由にはならなくない?典故を踏まえて、典故は典故として、私は語り直したい。

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