第119話 杕杜(かたなしいっぽんあっとさ)
「まつぼっくり」(まつぼっくりが あったとさ)の曲で
かたなし いっぽん あったとさ
はっぱが しげしげ あったとさ
きょうだいたしかに あったとさ
ひとりで ゆくのは どうしてさ
かたなし いっぽん あったとさ
はっぱが わさわさ あったとさ
たびひと ほかにも あったとさ
ひとりで ゆくのは どうしてさ
【もとの詩】
有杕之杜
其葉湑湑
獨行踽踽
豈無他人 不如我同父
嗟行之人 胡不比焉
人無兄弟 胡不佽焉
有杕之杜
其葉菁菁
獨行睘睘
豈無他人 不如我同姓
嗟行之人 胡不比焉
人無兄弟 胡不佽焉
【ひとこと】
せつない!なにこれ。好き!
好きだけど……
「嗟行之人 胡不比焉
人無兄弟 胡不佽焉」
要る?
気になって平仄チェッカーかけて見たけどよくわからなかった……
これ「人」を二回つかう句を繋ぎにして韻変えてあるってことなんだよね? 焉の句二つでずらしてあってさ、なんか作った人のやりたかったことが分かりそうな気がする、知らんけど。知らんけど、分かる気がする、あのさ、作者さんさ、このズラシを楽しんでるよね?
わかるよ、そういう作り方するよね、決まった時楽しいよね、わかる。分かるけどさ、いやこの句要らんやろという気がしてならぬ……つらいナニコレ我が身を写す鏡か?
有杕之
其葉湑
獨行踽
豈無他
嗟行之
人無兄弟 胡不
あとこれ、誰のセリフなのか本によって解釈バラバラだったりする?
よくわからなかったから第三者目線でまとめた。
はぁ……つら……。
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