第118話 綢繆(ギュッギュとしばれ 薪しばれ)

ギュッギュとしばれ 薪しばれ

三つ星きらきら 天にある

今日はなんの日 なんの夜?

今日は良き人 出会う夜

あなたさま あなたさま

この良き人を いかがする?


ギュッギュとしばれ マグサをさ

三つ星きらきら 隅にある

今日はなんの日 なんの夜?

今日は邂逅 出会う夜

あなたさま あなたさま

この邂逅を いかがする?


ギュッギュとしばれ イバラをさ

三つ星きらきら 南門

今日はなんの日 なんの夜?

今日は美人に 出会う夜

あなたさま あなたさま

こんな美人を いかがする?


【もとの詩】

綢繆束薪、三星在天。

今夕何夕、見此良人。

子兮子兮、如此良人何。


綢繆束芻、三星在隅。

今夕何夕、見此邂逅。

子兮子兮、如此邂逅何。


綢繆束楚、三星在戶。

今夕何夕、見此粲者。

子兮子兮、如此粲者何。


【ひとこと】

韻踏めなかった泣


綢繆束◎の◎で押韻、綢繆は「母音を同じくする二字を連ねた擬態語」とのこと。


んで、これが「嫁さんに逃げられた?そら男のお前ちゃんと縛っておかないからさ」の意味なのか「結婚式嬉しいわ!願掛けするおまじないの道具だからしっかり縛って置かなきゃね!」の意味なのか、解釈を分けるところであるらしいと理解した(間違ってたらごめんなさい)。


何の暗喩なのか分らない詩いいですよね。ひとつひとつは分かるし、なんとなく面白い。けど全体としてはミステリアスでなんかいい以上のことはわからない。うん!詩はそうじゃなくっちゃ。

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