第116話 揚之水(景気よい川 ざんぶりこ)

景気よい川 ざんぶりこ

白い小石が きらりきら

生成りの衣に 朱のえりに

会えたら どんなにたのしかろ


景気よい川 ざぶざぶと

白い小石が きらきらと

生成りの衣に 朱の糸に

会えたら 憂いもはれるだろ


景気よい川 たばしって

白い小石が 反射する

どうして 人に言えるだろ


【もとの詩】

揚之水、白石鑿鑿。

素衣朱襮、從子于沃。

既見君子、云何不樂。


揚之水、白石皓皓。

素衣朱繡、從子于鵠。

既見君子、云何其憂。


揚之水、白石粼粼。

我聞有命、不敢以告人。


【ひとこと】

政治批判の詩らしいんだけど、恋歌みたいになっちゃった。


「揚之水」って何回目? 語彙が足りなくて困ってる。川の擬音語は今回ないけど入れないと落ち着かなくて入れた。


最後に雰囲気変えてくるの好きだなぁと思った。元はあったのに無くなっちゃったという話だけど、これはこれでいいんじゃないの? だめ?

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