魏風
第107話 葛屨(おんぼろ葛靴)
おんぼろ
ほっそい女手
腰板つけろ
尊いお方がお召しになるぞ
尊いお方は左に避ける
象牙飾りをお腰にさげる
さても立派なお召しもの
こころ卑しくけちだこと
【もとの詩】
糾糾葛屨、可以履霜
摻摻女手、可以縫裳
要之襋之、好人服之
好人提提、宛然左辟
佩其象揥
維是褊心、是以為刺
【ひとこと】
二連目(?)、一句無くなっちゃった説があるの? そうであって欲しい。見た目に落ち着かない。
「葛屨」葛の靴というのは夏の靴らしい。要するにサンダルと理解した(形状のことではない)。安いビーサンみたいな感覚かなぁ、知らんけど。
「好人」は花嫁御寮のことなのか、お偉いさんなのか。お偉いさんってことにした。
「象揥」は耳かきなのか、簪なのか。どちらにせよ飾りらしい。腰にってか髪に刺してるのかな。耳かきを髪に刺すなって感じだしよく分からんので創作した。
「宛然左辟」左に避けるのよく分からんけど、規則通りだと言いたいらしい。解説なきゃ分からんが、いいぞもっとやれ。そういうのが好きです。
「是以為刺」はぁ……なんで「是を以て
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