第105話 載驅(意気揚々と)

意気揚々と進んでゆくよ

竹の覆いに赤い革

魯の道たいらに整備され

セイの姫さま夜道をゆくよ


お馬車 4頭はいどうどう

たずなの赤橙せきとううつくしい

魯の道たいらに整備され

セイの姫さま堂々ゆくよ


モンのかわみず ゆたかにながれ

ひとのながれも またゆたか

魯の道たいらに整備され

セイの姫さまタッタカゆくよ


モンのかわみず 滔々とうとうながれ

ひともとうとう 愛想を尽かす

魯の道たいらに整備され

セイの姫さま我が道ゆくよ



【もとの詩】

載驅薄薄、簟茀朱鞹。

魯道有蕩、齊子發夕。


四驪濟濟、垂轡濔濔。

魯道有蕩、齊子豈弟。


汶水湯湯、行人彭彭。

魯道有蕩、齊子翱翔。


汶水滔滔、行人儦儦。

魯道有蕩、齊子遊遨。


【ひとこと】

そうとう自由に意味を変えてるので訳としては全く役に立ちません(いつもだけど、今回は特に改変としかいいようのないのが多い)。


「魯道有蕩」をリフレイン(?)しながらそれ以外では韻を踏んでくる感じをやりたかったんだけど難しかった……。

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