第104話 敝笱(やなのところの やぶれびく)
やなのところの やぶれびく
おおきなホウと カンおよぐ
セイのひめさま とついできたが
きままに たびする くものよう
やなのところの やぶれびく
おおきなホウと ヨがおよぐ
セイのひめさま とついできたが
どこいく どしゃぶり あめのよう
やなのところの やぶれびく
さかなじゆうに すーいすい
セイのひめさま とついできたが
すきしゃ どうにも あにがすき
【もとの詩】
敝笱在梁 其魚魴鰥
齊子歸止 其從如雲
敝笱在梁 其魚魴鱮
齊子歸止 其從如雨
敝笱在梁 其魚唯唯
齊子歸止 其從如水
【ひとこと】
うわぁ、えっろいのきたぁ!「南山」の続きだぞう!(歓喜)
えーっと、えっろいのは間違いなんだけど、お供がなんの示唆かわっかんねぇ……。雲、雨、水……これで韻踏んでるってことはここがサビ、だよね……?
雲も雨も水も人がどうにかできるものじゃない→姫さまどころか従者もデカい顔して好き勝手やってる、みたいな感じ? わからん。
はぁ、一個前のやつといい難しすぎないですか齊風……?
◯やな、びく 魚を捕まえるための仕掛けと罠。要するにお姫様を自由にさせてる魯のところの桓公って腰抜けねっいう比喩。
◯ホウ、カン、ヨ 魚の種類。韻踏むためのカンとかヨなんだから踏まなきゃなんの意味もない。ヨってただの大きな魚とさえ理解すればカンぺきですね(詩中で踏みたかったよう……泣)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます