第103話 盧令(いぬのくびかざり わっかざり)

いぬのくびかざり わっかざり

すずのねいろときたら!

ああ なんてすばらしいんでしょう!


そのひとのくろいかみ かおかたち

こころねときたら!

ああ なんてすばらしいんでしょう!


【もとの詩】

盧令令、其人美且仁。


盧重環、其人美且鬈。


盧重鋂、其人美且偲。


【ひとこと】

 なんだこれ……難しすぎるお題が来た。

これだけ素朴でかつ表面上褒めしか並んでないことは絶対に皮肉なんだよな……研ぎ澄ましてあるんだよな……。


 え、どうしよう分かんない。斉の襄公(狩り好き)をそしってると聞いたけど……。


「犬の飾りが大層立派ですねぇ(まず犬。人より犬)。あら!まぁ!王様、あなたも綺麗ですね、心根なんて特にね」ってことにした。 つまりさ? NTRられ側の魯の桓公を人、妻を犬として盛大にdisってるってことでどう?

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