第100話 東方未明(日が昇る前に)

「あわてんぼうのサンタクロース」の曲で


あわてんぼうのお殿様だよ

日が昇る前に集合だ

袴を羽織り 上着を履いた

鳴らしておくれよ鐘を

羽織って 履いて 羽織る


あわてんぼうのお殿様だよ

日が昇る前に号令だ

上着を履いて 袴を羽織る

鳴らしておくれよ鐘を

履いて 羽織って 履いた


あわてんぼうの鐘撞き係

早いか遅いか どっちかさ

居住まい正し シャンとして聞きゃ

「柳で 垣根を作る」

「柳で 垣根 作る」


【もとの詩】

東方未明、顛倒衣裳。

顛之倒之、自公召之。


東方未晞、顛倒裳衣。

倒之顛之、自公令之。

折柳樊圃、狂夫瞿瞿。

不能辰夜、不夙則莫。


【ひとこと】

 「柳みたいにの枝で垣根を作って役に立つかいな!」というツッコミ待ち。時計係(鐘撞き係)がダメダメだと歌っているが、要するにお殿様がダメダメという歌と理解した。

お殿様「柳で垣根を作る!」

一同 「柳で垣根、つくる……?」

 家臣一同ひっくり返ってタライが落ちてくるアレである。


 ※例の如く意訳超訳のアクロバット、というか二次創作です。

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