第92話 揚之水(たばしったカワ)

たばしった

たばねたイ

ながせない

のこったの きみとおれ

みみ かすな あしきコト

ひとは なす すぐにイカ


たばしる キ

たばねた タ

ながせない 

きょうだいつ ふたりだけ

しんじろと ひとは

しんじれば そこが


【もとの詩】

揚之水、不流束楚。

終鮮兄弟、維予與女。

無信人之言、人實迋女。


揚之水、不流束薪。

終鮮兄弟、維予二人。

無信人之言、人實不信。


【ひとこと】

……自分が作った”コレジャナイ”ほどしんどいものはない。が、締切が優先である。


仕方ないので代わりに教訓を得よう。


(1)押韻(ここでは母音を合わせること)を同じ音で続けずに適宜変えた方がいいことがわかった。

 →もとの詩は二つの韻を混ぜて使っている。ひとつにするとくどいからだと思った。


(2)イイの押韻はキツいことがわかった

→最後の”打ち切りエンド”感がすごいですね。詩の内容と合ったのでセーフ(アウト寄りのセーフ)ということにする。


(3) 五音×4が窮屈

→ほんとこれ。舌足らずな印象ないですか? ”言い”の影響かも知れない。とにかく気に入らないけど締め切りが優先……。


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