第78話 大叔于田(さぶろうさまが)

さぶろうさまが おばしゃに おのり

たずな さばきは おどるよう

かたはだ ぬがれて なになに なさる

とらを とらえて いらっしゃる


さぶろうさまの きいろの おうま

おうま よんとう おどるよう

ほのお あかるく たくみな ばしゃに

ゆみも たっしゃで いらっしゃる


さぶろうさまの よんとう ばしゃは

おおきな けものが おどるよう

かりが おわれば ゆみやは ふくろ

えがお あかるく いらっしゃる


【もとの詩】

叔于田 乘乘馬 執轡如組 兩驂如舞

叔在藪 火烈具舉

襢裼暴虎 獻于公所 將叔無狃 戒其傷女


叔于田 乘乘黃 兩服上襄 兩驂雁行

叔在藪 火烈具揚

叔善射忌 又良御忌 抑磬控忌 抑縱送忌


叔于田 乘乘鴇 兩服齊首 兩驂如手

叔在藪 火烈具阜

叔馬慢忌 叔發罕忌 抑釋掤忌 抑鬯弓忌


【ひとこと】

 叔于田もこれも祭祀のそれという話。叔于田はともかく大叔于田は当て擦りではなく素直に読んだ(つもり)。

 見ての通りバサっと意味を落とした。

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