第68話 揚之水(ほとばしるカワ)

ほとばしる

カワなら ガマなどナガせよう

タバねた ガマの ひとつさえ

ナガせ ないなど タバかるな

  弥栄の勢いあれば何やある

  国境まもるは俺だけか

  許の国まもるは俺だけか

  束ね括るは俺の腹

  いざや帰らん妻子のもとに


【もとの詩】

揚之水、不流束薪

彼其之子、不與我戍申

懷哉懷哉、曷月予還歸哉


揚之水、不流束楚

彼其之子、不與我戍甫

懷哉懷哉、曷月予還歸哉


揚之水、不流束蒲

彼其之子、不與我戍許

懷哉懷哉、曷月予還歸哉


【ひとこと】

国の名前と束ねられて水に浮くもののセットだと読んだのだけど……無理だった……。

諦めて「束(たば)」と「謀る(たばかる)」などアアの言葉を集めてきました。

例の如く創作がすごいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る