第42話 靜女(かわいい あのこは)
※「金魚の昼寝(赤いべべ着た可愛い金魚)」のリズムで
まちの はずれで
まちあわせ したよ
かわいい あのこは
なぜなぜ こない
あかい たてぶえ
いいおと なるよ
かわいい あのこが
おくって くれた
おそくなったと
かわいい かのじょ
これを ぼくにと
つばなを かかえ
【元の詩】
靜女其姝 俟我於城隅
愛而不見 搔首踟躕
靜女其孌 貽我彤管
彤管有煒 說懌女美
自牧歸荑 洵美且異
匪女之為美 美人之貽
【ひとこと】
この歌好きなんですよー。「彤管」とは赤い管あるいは赤い筒。筆のことという説も見たけど断然笛です。縦笛です(断定)。
なぜなら赤い縦笛を贈ったり贈られたりしてちちくりあってる凜雪鴉がはちゃめちゃ可愛いからです。気になった人は映画「生死一劍」を見てね! dアニメストアで観られます。あぁぁぁよぃぃぃ。俺は見えないものを見ようとして詩経を覗き込んでいるんだぁぁぁぁ。
訳詩はその辺ぬきでちゃんと(?)訳しました。ほんわか系の初々しい詩だなと思ったのでそんな感じのストーリー仕立てです。……でもさ、これ邶風にあるってことは、さ? さ? と思って解説みると、まぁなんだ、古注と朱子でバトってるね? 次の「新臺」と同じ話として読むには無理があるんでないかいと思いつつだけど「これが邶風にある」ということからの邪推くらいはしていきたいですね。うふふふふ。
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