第32話 凱風(そよかぜ みなみかぜ ははごぜ)

※「はなまるぴっぴはよいこだけ」のリズムで


ゆらりゆらりと なつめのえだ

そよかぜ みなみかぜ ははごぜ(母御前)

これぞ アカフジ そう凱風がいふう

いばらかも 知らんけど(ワー)


たいへんなの お母様は

七つ子いるけど どんまい ポーン

どうかなこれ 湧き水出しっぱ

浚村シュンむら 近くの泉だよ


冷たいお水に コンコントントン

なきやまぬ鳥 またホウホウホケキョ

一冊読んだら ポポンチュウチュウさ

二冊目読んだら ワケワカメ


【元の詩】

凱風自南 吹彼棘心

棘心夭夭 母氏劬勞


凱風自南 吹彼棘薪

母氏聖善 我無令人


爰有寒泉 在浚之下

有子七人 母氏勞苦


睍睆黃鳥 載好其音

有子七人 莫慰母心


【ひとこと】

ちゅーちゅっ ちゅっちゅっ

ちゅーちゅる ちゅるりら

雨ニモ風ニモ負ケズ

儒家朱子の解釈 ばらばら


なつめいばら 「きょく」は〜?なつめなの?いばらなの?どっちがタイプよ?

◯アカフジ 赤塚不二夫をアカフジ(赤不二)と略すのは聞いたことがないが、凱風と言って有名なのは葛飾北斎の「凱風快晴」であり、少なくともこちらはアカフジ(赤富士)である。

◯凱風 柔らかな南風というポジティブなイメージで読んでる解説と、吹き付ける強い風というネガティブなイメージでの解説がありますね。寒泉も同じ感じ。解釈ばらばら。ところで日本語で「凱風」っていうと初夏に吹く南向きのそよ風なんですね。初夏の風というと「緑風りょくふう」「風薫かぜかおる」「若葉風わかばかぜ」などでめっちゃポジティブ。「黒南風くろはえ」ならばどんより系でネガティブかも?

◯コンコントントン 渾渾沌沌。いやマジで。

◯ホウホウホケキョ 黄鳥とは高麗鶯であって日本の鶯ではないのでホーホケキョとは鳴きません。知ってる。

◯ ポポンチュウチュウさ 元の歌詞では「ぽぽんちゅうちゅうさ」でひらがな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る