第17話 行露(すずめに つのは ないという)

※七五調のリズムで


あいたいと よなかにおもう ことあれど

つゆがおおくて いかれはしない


すずめに つのは ないという

やねの このあな だれあけた?

わがやにゃ れいが ないという

ならば さいばん だれがした?


ねずみに きばは ないという

かべの このあな だれあけた?

わがやにゃ れいが ないという

ならば そしょうは だれがした?


【元の詩】

厭浥行露 豈不夙夜 謂行多露


誰謂雀無角 何以穿我屋

誰謂女無家 何以速我獄

雖速我獄 室家不足


誰謂鼠無牙 何以穿我墉

誰謂女無家 何以速我訟

雖速我訟 亦不女從


【ひとこと】

 えーん、難しいのきたぁ(泣)もっと素朴なのが好きです。解釈盛り込むのは諦めてすなお〜に七五訳しました。せめて冒頭短歌は和歌っぽく上品に婉曲に「無理だっつってんだろ!」と送りつけて、この歌の意味も分からん田舎のエセ雅野郎はお断りだよってイケズしたいけど和歌の技量が追いつかなかったので構想だけ置いておきます。

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