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2023年1月7日 19:34 編集済
「采采卷耳」を「ハコベを採る」と訳していらっしゃいますが、普通漢文で重言は動詞ではなく、形容詞や擬音語で訳すことがほとんどです。毛伝によったのでしょうが、この辺は考証学をやらないと全くわからないところです。ちなみに名物の参考書は前のコメントに、増補して記してあります。追記戯訳だろうと、何だろうと構わないし、他者の訳を参考にするのはよいのです。ただ、これは漢文を読む、または漢文の構造を掴んでいるかという問題なのです。ここの重言を動詞で読むならば、少なくとも詩経中の重言を、これ以後の詩でも動詞で読むも言うことを意味しているということです。さらに言ってしまえば、他で「〇〇名詞」というフレーズが出てきたときに、「〇〇」を動詞として読めることを表明していると言うことです。漢文法的にそれはありなのですか?他の用例にこのような用例が(少なくとも『詩経』に)あるのならば教えてくださいということです。追記それではこちらをお読みください。采采卷耳。傅采采事采之也。瑞辰按、蒹葭詩、蒹葭采采。傳采采猶萋萋也。萋萋猶蒼蒼。皆謂盛也。蜉蝣傳、采采衆多也。多與盛同義。此詩及芣苢詩俱言采采。蓋極狀卷耳・芣苢之盛。芣苢下句始云薄言采之。不得以上言采采爲采取。此詩下言不盈頃筐。則采取之義已見。亦不得以采采爲采取也。芣苢傳采采非一辭也。亦狀其盛多之兒。
作者からの返信
重言、ここでは「采采」のことですね!「巻耳ヲ采リ采ル」「みみ菜󠄁とらむと山に行く」[1]を参考にしています。動詞として扱われている理解でしたが、論点はここではないように思います。 さて、私の訳は戯訳であり、例えば「高陽一酒徒」を「アサガヤアタリデ大ザケノンダ」、「洛中に袁拾遺を訪ねしも遇わず」を「東京本社ヲ訪ネレバ」とするのもアリとする訳です。そも慣習に従う気がないので、学者的な正しさを求めるとこの先めちゃくちゃ気になる訳が目白押しかと思います( ´꒳`;;)いちおう妥協点を探すと「みみ菜採るとる 採るとるみみ菜」くらいでしょうか? 分からない草や重言は分からないままにしておく方がまだ元詩に近いと理解しました! 『毛伝鄭箋』は手元になく未確認です。すみません。 増補コメントありがとうございます! 指摘を頂くことで自分が何をしたいか見えてきますね。私は正しく理解することより、間違えていてもまずは読み進められることを最重要視したいので、間違えたままガンガン進んで、追って書籍確認させて頂ければと思います![1]海音寺潮五郎『詩経』 中央公論社、一九九〇年1/8追記「漢文法的にそれはありなのですか?」えっと……? 少なくとも私よりkyobodoさんの方が詳しそうなんですけど、なぜ私に聞いた……?「漢文法的に『采采巻耳』を『巻耳ヲ采リ采ル』と読むのは誤りである。『〇〇名詞』というフレーズが出てきたときに、『〇〇』を動詞として読むことはできない」という主張であってます……?「そうなんだ! ツユちゃんよく分かんなくて違えちゃったかも!? じゃあなんて読んだらいいのかなぁ、分からないなぁ。もっと詳しそうな人に聞いてみてね! 答えが分かったらツユちゃんにも教えてね☆」であってる? 「正しさは後で♡とりあえず読了」が目標の初見読者なのでもし間違えてるんだったらkyobodoさんに資料出して欲しいなぁ♡♡ せっかくカクヨムなんだから作品投稿で長文語って欲しいなぁ♡♡♡よろしくお願いします♡♡♡♡
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「采采卷耳」を「ハコベを採る」と訳していらっしゃいますが、普通漢文で重言は動詞ではなく、形容詞や擬音語で訳すことがほとんどです。
毛伝によったのでしょうが、この辺は考証学をやらないと全くわからないところです。
ちなみに名物の参考書は前のコメントに、増補して記してあります。
追記
戯訳だろうと、何だろうと構わないし、他者の訳を参考にするのはよいのです。
ただ、これは漢文を読む、または漢文の構造を掴んでいるかという問題なのです。
ここの重言を動詞で読むならば、少なくとも詩経中の重言を、これ以後の詩でも動詞で読むも言うことを意味しているということです。
さらに言ってしまえば、他で「〇〇名詞」というフレーズが出てきたときに、「〇〇」を動詞として読めることを表明していると言うことです。
漢文法的にそれはありなのですか?
他の用例にこのような用例が(少なくとも『詩経』に)あるのならば教えてくださいということです。
追記
それではこちらをお読みください。
采采卷耳。傅采采事采之也。瑞辰按、蒹葭詩、蒹葭采采。傳采采猶萋萋也。萋萋猶蒼蒼。皆謂盛也。蜉蝣傳、采采衆多也。多與盛同義。此詩及芣苢詩俱言采采。蓋極狀卷耳・芣苢之盛。芣苢下句始云薄言采之。不得以上言采采爲采取。此詩下言不盈頃筐。則采取之義已見。亦不得以采采爲采取也。芣苢傳采采非一辭也。亦狀其盛多之兒。
作者からの返信
重言、ここでは「采采」のことですね!「巻耳ヲ采リ采ル」「みみ菜󠄁とらむと山に行く」[1]を参考にしています。動詞として扱われている理解でしたが、論点はここではないように思います。
さて、私の訳は戯訳であり、例えば「高陽一酒徒」を「アサガヤアタリデ大ザケノンダ」、「洛中に袁拾遺を訪ねしも遇わず」を「東京本社ヲ訪ネレバ」とするのもアリとする訳です。そも慣習に従う気がないので、学者的な正しさを求めるとこの先めちゃくちゃ気になる訳が目白押しかと思います
( ´꒳`;;)いちおう妥協点を探すと「みみ菜採るとる 採るとるみみ菜」くらいでしょうか? 分からない草や重言は分からないままにしておく方がまだ元詩に近いと理解しました!
『毛伝鄭箋』は手元になく未確認です。すみません。
増補コメントありがとうございます! 指摘を頂くことで自分が何をしたいか見えてきますね。私は正しく理解することより、間違えていてもまずは読み進められることを最重要視したいので、間違えたままガンガン進んで、追って書籍確認させて頂ければと思います!
[1]海音寺潮五郎『詩経』 中央公論社、一九九〇年
1/8追記「漢文法的にそれはありなのですか?」えっと……? 少なくとも私よりkyobodoさんの方が詳しそうなんですけど、なぜ私に聞いた……?「漢文法的に『采采巻耳』を『巻耳ヲ采リ采ル』と読むのは誤りである。『〇〇名詞』というフレーズが出てきたときに、『〇〇』を動詞として読むことはできない」という主張であってます……?
「そうなんだ! ツユちゃんよく分かんなくて違えちゃったかも!? じゃあなんて読んだらいいのかなぁ、分からないなぁ。もっと詳しそうな人に聞いてみてね! 答えが分かったらツユちゃんにも教えてね☆」であってる? 「正しさは後で♡とりあえず読了」が目標の初見読者なのでもし間違えてるんだったらkyobodoさんに資料出して欲しいなぁ♡♡ せっかくカクヨムなんだから作品投稿で長文語って欲しいなぁ♡♡♡よろしくお願いします♡♡♡♡