第4章
ヴィルガ「・・・」
エア「初めて目の前で人が死ぬところを見たわ」
「まだ体が震えてる」
「ダメね。私ったらこんな状況で」
ヴィルガ「いや、それが普通の反応だ」
「人が死ぬ所を目の前にして平静さを保っているヤツは人間じゃない」
「君は人間だ。無理にこっちに来る必要はない」
「これは俺達の抗えない仕事(運命)なんだ」
エア「そう…ね」
「はぁ…」
パン![頬を叩く]
「っ!...よし!」
「急だけど核兵器のことについて話して行くわよ」
ヴィルガ「あ、ああ」
エア「弟から聞いてるかもしれないけど」
「一応言っておくわ。私はWoFの破壊方法を知ってるの」
ヴィルガ「ああ、そう聞いてる」
エア「そう。じゃあ話が早いわね」
「一刻も早くWoFのところに行って欲しいの」
「もう最終調整まで時間がない」
「あなたシャハトの仲間なのよね?」
ヴィルガ「そうだが?」
エア「じゃあIRは渡されてる?」
ヴィルガ「これか?」
エア「そうそれ」
「じゃあ私のコードを送るわね」
「これで離れていてもWoFの事を教えれるわ」
ヴィルガ「助かる」
エア「大丈夫よこれぐらい」
「これが私の思った"正しい道"なんだから」
ヴィルガ「ふん、そうか」
エア「ふふ、そうよ」
「ここを真っ直ぐ行けば研究所に出るわ」
「そこにWoFがあるの」
「私のせいで多分警備が一層厳しくなってるはずよ」
「だから…充分気をつけてね」
ヴィルガ「心配はいらない」
「必ずWoFを破壊してやる」
とある湖
森林部
スウィットから無線が入る
スウィット「無事姉さんのとこに着けたようだね」
「良かったよ」
ヴィルガ「何故あの場所だと分かったんだ?」
スウィット「それはね」
「あの湖。昔住んでいた所に似ているんだ」
「小さい頃よく姉さんと遊んだんだ」
「その湖で」
「ところがある日、1人の男がいたんだ」
「僕達以外の人が居たのを見た事がなくて」
「でも、その男の人頬に大きな傷があって」
ヴィルガ「!?」
スウィット「どうしたんだい?」
ヴィルガ「いや、なんでもない」
「続けてくれ」
スウィット「うん...?」
「最初は怖い人だと思ったよ」
「そしたらその男の人が僕達に話し掛けて来たんだ」
「怖がらなくても大丈夫だよって」
「優しく声をかけてくれたんだ」
「すごい優しい人だったなぁ」
「名前は確か...」
ヴィルガ「レリオット・エバース」
スウィット「そう!レリオット・エバース!」
「って、もしかして知り合いかい?」
「というか、ヴィルガの親族だったりする?」
ヴィルガ「いや、俺には親はいない」
スウィット「じゃあ何で君と同じ名前なんだい?」
ヴィルガ「それは...俺を拾ってくれた人なんだ」
スウィット「なるほど...」
「どういう人だったか聞いてもいいかい?」
ヴィルガ「そうだな」
「あの人はとても優しく時には厳しく叱る人だった」
スウィット「いい人なんだね」
ヴィルガ「ああ」
「あの人は戦争の最中に俺を拾った男だ」
「お人好しにも程がある人だったよ」
「何も知らない俺に色々と教えてくれたりしてな」
「今思うとあの人は俺にとって先生であり親のような存在だった」
「俺の他にも子供が5人居たな」
「そいつらもあの人に救われたと言ってたな」
スウィット「もしかして...?」
ヴィルガ「ああ、スウィットが考えている通りだ」
「俺達HEXはそのレリオット・エバースに救われた連中なんだ」
「今回の目標(ターゲット)デイビッドも居た」
スウィット「なんだって!?」
ヴィルガ「まあ、その頃のデイビッドはそこまで悪いやつではなかったんだがな...」
「しかし、ある日突然あの人が俺達の前から姿を消したんだ」
「その当時の俺はまだ青年で最初は何かの仕事で何処か行っているんだろうと思い込んでいた」
「時が経ち数日後、大勢の大人達が一斉に俺達の家に押し込んで来たんだ」
「何か人の様なもの抱えてな」
スウィット「!?」
「まさか...」
ヴィルガ「そうなんだ」
「あの人は死んでいた」
「姿を消してから1週間後にな」
「今でも俺はあの光景(シーン)が頭から離れない...」
「...すまないな無駄話をしてしまった」
スウィット「そんな、大丈夫だよ」
「ヴィルガにも色々とあったんだね」
「でも、そうか」
「あのおじさんがHEXを立ち上げたなんて信じられないよ」
ヴィルガ「いや、厳密には違う」
「あの人が...レリオットが死んでからなんだ」
スウィット「!?」
「まさかとは思うけど」
「そのレリオットさんが邪魔でその大人達が消したって言うのかい?」
ヴィルガ「かもな」
「俺でさえ詳しい事は知らない」
「俺は今でもあいつらを憎んでる」
「レリオットが死んでからはとてつもない数の実験や訓練をさせられた」
「俺達もそこまで身体能力が低かった訳じゃない」
「レリオットから近接格闘術や銃の扱い、地形での正確な判断を軍人に並ぶぐらいの訓練を受けてきたんだ」
「しかし、奴らはそれじゃ物足りないと感じたんだろうな」
「そんな歳もまだ18やそこらの青年達に薬の投与や人体実験をするってことはな」
「本当にあの日々は地獄だったよ」
「"俺以外"の皆は壊れ始め、優しかった奴らも非道な人間に成り果てたんだ」
「挙句、俺達6人にアルファベットで順位を決め優劣まで付けてきた」
「仲の良かった奴らがそれをキッカケに争うようになったんだ。蹴落とし合うようにな」
「ムカつく連中だったよ。あいつらは」
「それで俺達『神に選ばれた異才達(HEX)』が誕生したんだ」
「10年前にな」
スウィット「そんな事が...」
ヴィルガ「まあな」
「俺の事は気にするな」
「俺はどうやら"神に最も遠く離れた存在"らしい」
「皮肉なんだろうけどな」
スウィット「そうだよ!」
ヴィルガ「!?」
スウィット「君は違うよ!人間なんだよ!!」
「人間らしくて何が悪いんだよ!」
「大体なんなんだよ神--」
ヴィルガ「ふん、それを言われたのは2度目だな」
スウィット「え?」
ヴィルガ「いや、何でもないさ」
「俺はまたいい奴に出会ったんだな」[小声]
スウィット「なんだって?ヴィルガ?」
ヴィルガ「ん"ん"。それじゃ作戦に戻る」
スウィット「ちょっと待ってよ!ヴィルガ!」
「なんて言ったんだい?!」
ヴィルガ「・・・」
スウィット「もう...分かったよ」
「頑張ってね」
森林部
研究所
ヴィルガ「!?」
(機械が警備しているだと?)
(まずいな…)
エミュに無線を入れる
ヴィルガ「エミュ」
エミュ「どうしたの?ヴィルガ」
ヴィルガ「あれはなんだ?」
エミュ「あれは……無人機ね」
「名前は『メクソル』機械兵よ」
「現代の警備は人ではなくこのメクソルが使用されているわ」
「あのカメラ。どうやらサーモグラフィーが搭載されているわね」
「しかも、自動追尾も」
ヴィルガ「ここを通り抜けるには少々骨が折れるな」
エミュ「そうね」
「でも、安心して」
「あのカメラ"動いてるもの"にかなり敏感なの」
「だから、機械の前で空の弾倉を投げると良いわ」
「それを察知した所で後ろを通れるわ」
ヴィルガ「なるほど。助かる」
エミュ「そういえば左のポーチにウィルスを流す小型道具(アイテム)を入れておいたの」
「もし背後をとれたなら近づいて道具をかざしてみて」
「そしたら、ウィルスが無人機に転送され一時停止するわ」
「最後にあの無人機。多分銃は効かないと思う」
ヴィルガ「どうして分かるんだ?」
エミュ「憶測だけど、あの無人機。炭化ホウ素を使っていると思うの」
「生半端な銃で撃つとこっちの位置がバレて殺されてしまう」
「だから、あまり銃を使ってどうこうはやめといた方がいいわ」
「元々隠密任務なんだし…ね!」
ヴィルガ「そ、そうだな」
エミュ「それじゃ頑張って」
ヴィルガ「あ、ああ」
無線を切る
研究所前
・
・
・
研究所倉庫
扉が開く
ヴィルガ「これが…WoF…」
エアから無線がなる
エア「聞こえる?」
ヴィルガ「聞こえるぞ」
エア「そう。良かった」
「そういえば、あなたの名前を聞いてなかったわね」
「なんて言うの?」
ヴィルガ「ヴィルガだ」
エア「ヴィルガね。ありがと」
「急だけど本題に入るわよヴィルガ」
「WoFにはね」
「操縦席にキーパスコードを入力する基盤があるの」
「そこにパスを入れて欲しくて」
「パスを入力し終えたらWoFの自爆装置が起動するわ」
「起動するまで約2時間ぐらいかかるの」
「自爆までに充分時間があるから余裕を持って逃げれるわ」
「最後にパスコードは『PEACE KEEPER』よ」
ヴィルガ「PEACE KEEPER(平和維持)か」
「了解だ」
エア「うん…」
ヴィルガ「どうしたんだ?」
エア「なんでもないわ」
「ただ、ようやく終わるって思っただけよ」
ヴィルガ「そうか」
エア「私は今からシャハトと合流して脱出の準備をするわ」
「だから…だからあなたも必ず生きてここを脱出しましょ」
ヴィルガ「勿論だ。必ず生きて帰る」
エア「信じてるわよ」
ヴィルガ「ああ」
WoF付近
???「そこの君ここで何をしている?」
ヴィルガ「誰だ!?」
???「驚かせてすまないな」
「先程マノ・ガンバの生体反応が途絶えてしまってな」
「何かあると思ってここへ来たんだ」
ヴィルガ「・・・」[身構える]
???「そういえば自己紹介がまだだったな」
「僕は『dono dal cielo』所属のディート・スパッラだ」
「今ここで死ぬ君には意味の無い挨拶だが」
「よろしく頼むよ」
ヴィルガ「なんだと!?」[銃口を向ける]
ディート「待て」
「僕は感謝しているんだ。余所者よ」
「あの男…マノ・ガンバが少々苦手でね」
「理解できなかったんだ。ヤツの思考回路が」
「でも、それが今スッキリしたんだ」
「これで邪魔されることなく研究に勤しめるよ」
「本当にありがとう」
ヴィルガ「!!」
「お前には人の心ってものがないのか!」
「仲間なんだろ?!」
「お前は『dono dal cielo』の…仲間の死を喜ぶっていうのか?!」
ディート「その問いには理解できないな」
「例えば…」
「君にとって苦手な人間が居たとする。そしてそいつに不幸や災難に見舞われてしまう。そしたら君はどう思う?」
「単純に嬉しい気持ち愉悦感に浸るだろう」
「俗にその感情をシャーデンフロイデという」
「それと同じだ」
「何故わざわざ苦手な人間の不幸をいたわらないといけないんだ?」
「それが人間だからか」
「それが仲間だからか」
「それが道徳だからか」
「そんなものは至って関係ないはずだ」
「なぜなら、それは全て偽善だからだよ」
「所詮、人間というのは自分が大事なんだ」
「他所の目を気にして、人は偽善者になり変わり」
「人を騙し続け精神を安定させる」
「そんな愚行。僕には理解できないな」
ヴィルガ「そうか...さっき言ったことは撤回する」
「アンタは人の心が無いというより」
「人の…いや「人間の心」そのものって感じだ」
ディート「ふん、褒め言葉として受け取っておくよ」
「少し話しすぎたかな」
「テスタ・コルポ様から命令を受けていてね」
「ここで君を殺すように命じられているんだ」
「だから君には死んで貰うよ」
ディート・スパッラ戦 開始
・
・
・
ディート・スパッラ戦 終了
ディート「まさか…僕の強化外骨格をこうも意図も容易く」
「ハハ…やるね。僕の負け‐‐」
バァンッ![銃声]
ヴィルガ「!?」
ディート「あ…っ……」バタンッ
ヴィルガ「!!!!」[振り返る]
「デイビッドォォォォォ!!」
デイビッド「ジャァァック!!」
「遂にここまでやって来たんだな!!兄弟よ!!」
ヴィルガ「どうしてそこまで非道になれる!!見損なったぞ!」
「昔のお前は--!!」
バン![銃声]
デイビッド「まだそんな過去をひぎずっているのか?」
「だからお前は『HEXの落ちこぼれ(Faileder)』なんだ」
バン![銃声]
ヴィルガ「っ!?」
デイビッド「ふん。いい機会だ」
「お前に話してやろう」
・
・
・
デイビッド「お前は『神に選ばれた異才達(HEX)』が作られた目的を覚えているか?」
ヴィルガ「ああ、覚えている」
「たしか世界の均衡を守るために作られた特殊部隊」
「しかし、それも今では"恐れられた"存在だがな」
「どうしてそんな事を聞く?」
デイビッド「ふっ。やはりそうか」
「それはあくまでも建前上のものだ」
「真の目的は、世界を造り変えることだ」
「奴らは"神"を創りたかった訳ではない。世界を造りたかったんだ」
「それこそが『新たなる天地創造計画』の本質だ」
「俺達HEXはほんの計画の1部でしかない」
「この世界。いや、この宇宙そのモノを造り変えるのが奴らの本当の目的だったわけだ」
「しかしな、その計画に1つの疑問が発生した」
ヴィルガ「疑問だと?」
デイビッド「ああ、そうだ疑問だ」
「その疑問こそがお前なんだよ!ジャック!」
ヴィルガ「!?」
「どういう事だ?!」
「話が見えないぞ!」
デイビッド「ふっ。今のお前に言っても何も変わらん」
ヴィルガ「なに?」
デイビッド「だが、これだけは教えてやる」
「俺がこの核兵器WoFを作った理由をな」
ヴィルガ「・・・!」
デイビッド「この核兵器WoFはな最大軍事力を誇るソ連に勝る力を持っている」
「これを使って俺は奴らに復讐するんだよ」
「何もかもを壊すためにな」
「奴らの思惑通り動くなどもうウンザリなんだよ!」
「・・・ところでジャック」
「今の時代...何で世界、人は動いていると思う?」
ヴィルガ「...!?まさか!」
デイビッド「そうだ。電脳技術...そして情報だ」
「それに今全人類には頭にナノチップが埋め込められ管理されている」
「生まれた赤子から長生きしている老人までもな」
「もし、そこに莫大なウィルスを流したらどうなると思う...?」
「答えは死だ」
「脳のナノチップを対象としそこに莫大なウィルスを流し込むんだ」
「するとナノチップが脳内で故障し始めるだろう。一見危なそうな匂いはしない」
「が、脳というのはとてつもなく繊細だ」
「ナノチップの故障により微かな火花が飛び散り脳に直接ダメージを与えてしまう。つまり脳出血を引き起こす」
「たちまち人々は嘔吐、体の痺れに襲われ...」
「時間が経つ頃には人は死んでいるという訳だ」
「いわばサイバーテロってやつだ」
・
・
・
ヴィルガ「なんだと!?」
デイビッド「言っただろう?俺は奴らに復讐すると」
「あいつらには絶望を感じて欲しいんだ」
「俺と同じ苦しみを味わせてやりたいんだよ」
「お前だって中身の無い映画は嫌だろう?」
「この復讐で大事なのは結果ではない。過程だ」
「奴らが俺を利用したように、俺も奴らを利用してやるんだよ」
「あいつらにも俺と同じ灰色の世界を見てもらうためにな」
「オッキオ!」
ポルソ「はっ!」
ピッ[ボタンを押す音]
ダンダンダンダン[メクソルの足音]
タッタッタッ[兵士の足音]
大佐から無線が鳴る
大佐「ヴィルガ!」
「ここは一旦退くんだ!」
「もし、ここで君が倒れてしまったら誰もテスタ・コルポを止める事は出来ない!」
ヴィルガ「しかし...」
大佐「もう一度言うぞ。ここは一旦退くべきだ!」
ヴィルガ「あ、ああ...分かった」
無線が切れる
ヴィルガ(クソ!)
(だが...一体どうすれば...)
あたりを見回す
(?あれは...)
(スウィット!?)
(エアと一緒じゃないのか?...)
(いや、今はそんな事はいい)
(スウィットのとこへ向かおう)
ダッ![走り出す]
デイビッド「ふっ。予想通り逃げたか」
「まだあいつを殺すなよ」
「あいつにはまだ確かめたい事があるんだ」
ポルソ「了解です。テスタ・コルポ様」
「お前達!配置に戻れ!」
兵士「は!」
ピピ[メクソルの反応音]
兵士とメクソルが戻る
デイビッド「あともう少しでウィスダムファウンドが完成する...」
「待っていろ...」
「"異端者のコード(役割)"を持つ男め...」
研究所倉庫
研究所出口
ヴィルガ「スウィット!」
スウィット「ヴィルガ静かに」[小声]
「こっちに来て」[小声]
ヴィルガ「あ、ああ」[小声]
・・・
スウィット「よし、追手は来てない見たいだね」
ヴィルガ「どうしてここに?」
「エアと合流する手はずだったろ」
スウィット「そうだけど」
「僕にはまだやるべき事があって」
「ヴィルガ。僕の研究室に行くんだ」
「そこにはWoFに対抗出来る装備がある」
「それを伝える為に来たんだ」
「あとこの鍵を渡す為にも」
ヴィルガ「なるほど。分かった」
「場所は?」
スウィット「この研究所の3階だよ」
ヴィルガ「そうか」
「スウィット最後に良いか?」
スウィット「なんだい?改まって」
ヴィルガ「スウィット」
「君は少し無茶をし過ぎだ」
「いつか自分の命を落とす事になるぞ」
「君は戦場で死ぬ人間じゃないんだ」
「あまり無理をするな」
スウィット「...そうだよね」
「ごめん...僕も役に立ちたくて」
「少し出過ぎたかも」
ヴィルガ「いや、良いんだ」
「君は俺の隣に立とうとしなくて良い」
「ただ、俺の背中を押して欲しいだけだ」
「だから無理にここに来る必要は無い」
「分かったか?」
スウィット「ヴィルガ...」
「分かったよ!」
「僕全力でバックアップするよ!」
「いや、僕と姉さんで!」
ヴィルガ「ああ、頼む」
スウィット「うん!」
「それじゃ今から姉さんと合流してくるね!」
ヴィルガ「ああ、気をつけてな」
研究所
大佐から無線が入る
大佐「ヴィルガ」
「何度もすまないな」
ヴィルガ「大丈夫だ。これぐらい慣れている」
「任務とは必ずしも上手く行くとは限らないからな」
大佐「そうか...」
「ヴィルガこれが最後のチャンスだ」
「これ以上失敗は出来ない」
「慎重に事を運んでくれ」
ヴィルガ「了解だ。大佐」
「次は必ず成功させる」
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