第49話衝撃の事実

ホムラの特別授業の午前の部が終わり、昼休みへ リリアンナはまだ残っている課題を片付ける為にルイ達とは別れて教室で昼食を摂る事にした。

「それで、ここは魔術回路がこうなるから…」

「あぁ!なるほど、こうですね!」

綺麗な黒髪が視界に映る。リリアンナの課題をホムラが手伝っていた

「……うん、ここまで覚えたら後は解るかな?…またわからなくなったら聞いてくださいね」

ホムラは無表情のままそう言うと昼食を摂る為にリリアンナの隣の席へ座った。

リリアンナはわかりました!と元気よく応えると課題を進める。ホムラの教え方はわかりやすく、するすると問題が解けていって気持ちがいい

リリアンナは先程まで教えてもらっていた事を思い出しながら課題を片付けていった

────────

「う〜…やぁっと終わったぁ…」

「お疲れ様です」

ホムラが昼食を食べ終わり数十分、やっと課題が片付き、リリアンナは胸をなで下ろした。

「ありがとうございます!ホムラ先生!おかげで課題が終わりました!」

リリアンナがホムラに笑顔を向けてそう言うとホムラも少しの微笑をたたえながら頷いた。

そうしていると昼休みが残り少ない事に気付き、リリアンナは慌てて昼食を摂り始める。

「んぐ…そう言えばホムラ先生」

「なんですか?」

リリアンナは気になっていた事をホムラに聞こうと食べていたサンドイッチを呑み込む。

「三大魔法士のお話で、私いつか三大魔法士に会ってみたいんです!」

「ほぉ…」

「一体どんな人なんだろうって…ホムラ先生は魔法に詳しいし色んな事を知っているから三大魔法士の事も知っているかなって!」

リリアンナは目をキラキラと輝かせながらホムラに尋ねる。ホムラはうーんと考え込む素振りを見せたかと思うとさらり、となんて事ないように答えた。

「その三大魔法士ですが…」

「はい!」

「リリアンナさんはもう会っていますよ」

「………え?」

「だって僕、三大魔法士の一人ですから」

相変わらずの無表情のまま、ホムラはそう言う。対してリリアンナは手にしていたサンドイッチが落ちるのも気にせず口をぱくぱくと開けては閉めてを繰り返し…そして

「え、ええーーーーーー!!!!???」

と、教室中に響き渡る様な叫び声を上げた。

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ジャンク・マジック ちまねちよ @tomorshyu

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