第4話


「ガタガタガタ…」

「ほら…もう大丈夫だから!ごはんもできたから布団に籠ってないで食べよう?」

「た、食べさせて…」

「えぇ…しかたないなぁ…ほら!こっちきて座って!」

「ふえぇ…」

「はい!あーん!」

「んぐ…うん…おいしい…」

「それは良かったー!コウ君が手伝ってくれたおかげだよ!」

「そんなこと言われたら手伝ったかいがあったかな―ん?手伝った?…包丁…刺さった…」

「もう!落ち着いて!」

「うわあぁあぁぁああ…」

「大丈夫だから…大丈夫大丈夫!」

「ハァ…ハァ…」

「あれ…?アサヒ…ママ?」

「うーん壊れちゃった…」

「アサヒママ!ごはんたべさせて!」

「はいはい…あーん」

「んぐ…もぐ…えへへ…アサヒママ♡」

「むほほ!…かわいいなぁーコウ君!」

「アサヒママ!おち〇ぽのおっぱい飲ませて!」

「うわー…ほんとに自分の子供だったら橋の下に置き去りにしてるよっ」

「でも…仕方ないなぁ♡」

「ほら…さっきからコウ君のせいでこんなに勃起しちゃってるんだよー!」

「私の早くしゃぶってよ~ママのおっぱいしゃぶりながら手で抜いてほしいんでしょ~」

「わかってるじゃねえか…膝枕の体勢でしゃぶらせろォ!」

「ずいぶんと成長の早い赤ちゃんだね、一族の恥だよ?」

「うおぉぉ…アサヒママの精子授乳手コキ、キクゥ~」

「現代社会のストレスが消えりゅぅぅぅ!!国は早くこの薬を保険10割効くようにしろぉぉ」

「んほぉぉ…濃いおっぱい上がってきたぁぁ///で、出るよ!コウ君!」

「俺もイク!!うわあああアサヒママの手気持ちよすぎるぅぅぅ」

「コウ君!!コウ君!!口に出すよ!!」

「ンン゛ン゛ンン゛ン゛ン゛!!!!!」

「はぁ…はぁ…アサヒママのおっぱいおいちい?」

「んんんんんんんん!!!!!おいちいいいいいいいい!!!!!」



「ちょっと心配なんだけどさ…」

「ん?」

「俺たちに本当の子供をアサヒが産んでもさっきみたいに酷いこと言わないよな…?」

「いやー…さっきのはコウ君が興奮するかなって思って言ってただけで…」

「ていうか…そもそも私子供産めないし…男だし…」

「は?絶対産ませる」

「ひぃ…怖いよぉ…目が本気だよぉ…」

「ぜったいにうませるが?」

「・・・」

「・・・」

「まずお風呂入らない?体べたべただよ」

「…そうだな」

「それじゃあアサヒが先に入ったら?俺は口の中からこぼしてないからそこまでかかってないからな」

「え?」

「ん?」

「一緒に入るんじゃないの?」

「…水着つけて入るやつか?」

「…?」

「…?」

「いやいや、流石に付き合ってるとはいえ男女で風呂に入るのは…」

「なにを今更気にしてるのー?あんな授乳手コキプレイさせておいて」

「で、でも一緒に入るとなると…絶対その気になって風呂でもしたくなっちゃうだろ?」

「だとしてもすぐに洗い流せるしいいじゃん、入ろうよ!」

「そ、そっか…まあ俺もあまりアサヒのこと見ないように頑張るよ!」

「別に構わないのにー…じゃあお風呂でいっぱいイチャイチャしようね!」

「あ、あと私男ね?」

「え?」

「え?」



「服にちょっとついてるんだけどどうしたらいい?そのまま洗濯機?」

「うーん…まあついてるところだけ洗面台で洗い流して洗濯機に入れるでいいんじゃないかな?」

「さすが未来のお嫁さんだなー」

「お婿さんですー!」

「うわぁーそのふくれっ面もかわいいなぁー!」

「いいから早く入るよ!ほら服脱いで!」


「いつも一人で入る浴槽もふたりで入ったらこんなに狭くなっちゃうんだなー」

「わぁー…キミはいつもこのシャンプーをつかってるんだねー…帰り道に買っておこうかなー」

「あれ?簡単に家にあげたらダメなタイプだった?」

「窓の鍵がかかってないってことは誘ってたんじゃないの?」

「…そういえば不法侵入してきてたんだったな…」


「もうちょっと詰めろよ…」

「えー、別にいいじゃんもっとくっつこうよっ」

「いやー…これ以上は俺の理性が持つかどうか…」

「別にがまんしなくてもいいじゃん!そのためのお風呂なんだから!」

「それじゃあ…えい!」

「えっへへ…これなら省スペースだねー」

「うおおおおお俺の上に腰をおろそうとして…アサヒのケツが顔に近づいてー!!!」

「別に顔面騎乗するわけじゃないよ!ほら!コウ君の上に座っただけ!」

「相変わらず軽いなー…やっぱり女の子だろ?」

「そんな無理に平静を装っても私のおしりになんか固いものが触れてるよ?」

「正直めっちゃ股間にキてるけど…アサヒがイチャイチャしたいって言ってたのはそういう行為のことじゃないだろ?」

「ゆっくり密着しながらお話ししようぜ?」

「よくわかってるね、こうやって落ち着いて話したかったんだ」

「俺は落ち着いてられないけどお膣突きたいかな」

「お膣ないよー」

「それより…やっぱり軽いなー…体重は?」

「42だよーキミの偏差値と同じくらいだね」

「ツッコミずれぇー…」

「体重も女の子じゃねえか」

「そうかなー…なんかいやだなー」

「…そんな女にしか見えない恰好をしてるのに…女って言われることを何で嫌がるんだ?」

「私は…そんなに女に思われたくて…女になりたくてこんな格好をしてるんだけど…」

「コウ君には…そのまんまの私を受け入れてほしいな…って」

「うーん…俺は何度も俺の女になれって言ってるじゃないか、女になりたいなら男じゃなくなればいいのに」

「そうなんだけど…やっぱり体は男の子だし…」

「何言ってんだよ…そんなエロい体しておいて…」

「男じゃなくてふたなりだって!ち〇こ生えてるだけの女だって!」

「…コウ君は…女の子が好きなんでしょ?」

「まぁそうだな…こんだけ男のアサヒを抱いておいていうのもなんだけど男は性的対象じゃないからなー」

「そ…っか」

「心は女だけど体が男ってだけだからアサヒは男が好きなんだろ?」

「『だけ』ねぇ…」

「そりゃ『だけ』だよ、俺にとっては体も女だし声も女だし性格も女だし」

「うーん…男のひとが好き…なのかな…わかんないや…女の子もかわいいとおもうし…でも…キミのことはすきだし…女の子が好きだったら…いろいろおかしい…よね?」

「ま、俺がどうこう言っても仕方ないさ、俺はアサヒのなりたいアサヒを応援するぞ?」

「・・・」

「ねぇコウ君…」

「私が…男になりたいって言っても…私のこと好きでいてくれる?」

「うーん…あまりきれいごとばかり言いたくないから正直に言うぞ?」

「見た目が変わらなかったら好きでいられる、今と同じ体で心が男のアサヒが俺と居たいって言うんなら好きだ男のアサヒを好きでいるホモ野郎になってやるさ」

「でもアサヒがマッチョのおっさんになったらひぇぇぇ…ってなるかな」

「正直俺はアサヒの顔に惚れたからな」

「うーんポリコレの群れにコウ君を放り込んだらなるべく苦しませて殺してくれるだろうなぁ~いつかやろっと」

「なんてことを思いつくんだ!やめろ!そんな器用な死に方したくないぞ!」


「そろそろ風呂から上がらないか?」

「私はもうちょっとイチャイチャしてたいなぁー…」

「それで風呂から上がったらデートをしよう!アサヒに似合う服を探しにさ!」

「アサヒにたくさんかわいい格好をしてほしいからさ!」

「それで途中で食べ歩きなんかもしてさ!」

「どうだ?イチャイチャしようぜ?」

「・・・うん!」

「それじゃあ私今どくよー」

立ち上がったアサヒの尻が再び彼の目の前に迫りくる。

「おい!アサヒ…」

「んえ?」

「その柔らかそうな太ももで…俺のをはさんでくれ!!」

「…………むほほぉ♡」

「…もう!、仕方ないな~ほんとに変態なんだから~」

「うおおおお…キツキツ…それでいてやわらかい…オラ!!足舐めさせろ!!」

「ひゃっ!もう!くすぐったいよー!」

「くくぅ…!この足マ〇コ凶悪すぎる!!!で、でりゅう!!!」

「…さっきあんなに出したのに…本当にお猿さんだねー♡」

「はぁ…はぁ…このメス!!」

「…やっぱり私…メスって言われる方が…好き…かも…」

「あぁ?なんか言った?」

「体洗い流したらデートしに行くよーって」

「んあ…そうだな!」


「着替えたよー!」

「はーい…って、え!?それポニーテール!?かわいい!!!」

「へへっ!いつもはしないんだけどコウ君がデートって言ったからおしゃれしてみたよー!」

「でも服は…コウ君の家だからかわいい服は持ってこれなかったんだよねー」

「こんなことがこれからもあるかもしれないから今度私の家の服をコウ君の家に持ってこようかなーって聞いてる?」

「じゅるり…女だ!うえっへっへ…」

「聞いてるー?服もってくるからねー?」

「あ、ああ!服ね?今日買ったやつを俺の家においておけばいいよ」

「むほほ…私物持ち込み…いいねぇ~!私との共用空間になっちゃうねぇ~!」

「…たまに見せるその気持ち悪さはなんなんだよ」


「んほぉ~やっぱりなんでも似合うなー!」

「次これ着てみてよ!」

「もう…服屋さん入ってからずっと私着せ替え人形だよー…」

「そんなこと言って…かわいい服着れてうれしいんでしょ?」

「そんなこと…あるけど…」

「じゃあいいじゃねぇか!」

「でもこんなに買えるわけでもないしー…」

「コウ君の好きそうな服ばかりであまり外に着ていけるような服が…」

「俺に好きって言ってもらえるものだけを着てればいいじゃねえか」

「そっか!、じゃあコウ君は私がこんなスケスケのシャツで出歩いてもいいんだね!?」

「いやいやそれは夜に着けてほしい奴だよ」

「俺としては…このホットパンツとかスパッツとかタイツとかさー」

「おっ!このキャミソールもいいな~」

「それかわいい服って言うよりエッチな服を選んでるんじゃないのー?」

「違うよ、エッチな服ってのはこういう…股間にチャックのついたボンテージだとか…」

「首につけるリードと猫耳カチューシャの悪意の塊みたいなセット商品とか…」

「ホルスタイン柄のマイクロビキニとか…あっ、これ全部買うからつけてね」

「えぇ…」

「つけてね?」

「は…はひぃ…♡」


「こんなに試着しても…実際買うのは数着なんだよねー…私はこのシャツが気に入ったからこれだけ買おうかなー…って、え?」

「こ、コウ君…試着した十数着…全部買っとる…」

「ちょちょちょっと!コウ君!」

「それ全部買うの!?」

「まあそうだけど?」

「私の服なのに全部お金払うつもりなの!?」

「まあ…趣味みたいなもんだよ、彼女にかわいい格好してもらうんだから」

「コウ君…」

「へへっ…」

「私男の娘だよ…?」

「…ブレないな」

「そんなことよりそろそろご飯食べに行かない?」

「お…そうだなアーケードぶらぶらしてたらいい時間になってたか…」

「特に行きたい店とかないだろ?だったら俺の決めてた店でいいか?」

「お店決めてたのー?たのしみだなぁー!」

「うふふ…そうやってプランを立ててたってことは…ほんとにデートしたかったんだねー?」

「リードできる男の人はモテるよー?」

「恥ずかしいけど…こうやってデートするのが夢だったんだよ」

「だから…さ!今すごい幸せなんだ!」

「こうやって隣にかわいい彼女もいるしな!」

「コウ君…」

「手をつなぐ場合は別料金になるけどどう?」

「…笑えない冗談だ」

「いくらなら出してた?」

「2万までなら仕方ない」

「すぐ私に課金しようとするのはやめようね?」

「アサヒの尻を金で買わせろ」

「お金で心までは…買えないんだからね♡!」



「ほら!このお店だよ」

「私もうおなかぺこぺこー」

「それじゃあ早いところ頼んでしまおう、それじゃあ俺は…生中で」

「え!飲むの!?学生の分際で!」

「あれ?言ってなかったっけ、俺ビール党だよ?」

「言ってないよー、そんなに飲んで酔わないでよぉ…?」

「余裕余裕っての」

「今気付いたけど…ここ居酒屋じゃん!どおりで臭いわけだ!」

「なんつー言い草だ」


「ほらぁ…アサヒィ…もう我慢できねえ…」

「や、やめ…そんなとこ…舐めたら汚いよぉ…」

「アサヒの身体に綺麗じゃないところなんてあるわけないだろうがぁ…」

「もう…やめ…」

「床…舐めないで!!!」

「うひひぃ…!かわいいなぁ…アサヒ…」

「もう!コウ君の想像上の私は何でこんな人の目がある車道の上で舐められてるの!」

「16なのに酒を飲むからこうなるんだよ!!」

「何とかお支払いまでは意識があったのに!」

「本っ当にきたない!!!!」

「絶対しばらく私とキスしないでね!!!!!!!!!」

「あひ…あひひ…」

「もう!世話が焼けるよ!」

「ほら!起きて!帰るよ!」

「私はコウ君と違って恋人を置いて帰るなんてことしないよ、やさしくてかわいい完璧な恋人だからね!」

「アサヒぃ…えへえへ~すごいドライ~」

「たわごとが酷いよ!スポンサーでもついてるの!?」

「うぅ…アサヒ…賽銭箱に小便はヤバすぎるって!やめとけって!!そんなことするくらいなら俺にかけろって!!」

「コウ君の世界で私何してるの!?それにさらっと気持ちわるすぎる性癖が出てるよ!!!今度そういうプレイしよ!!!」

「ア、アサヒ…どうして…俺を置いて死んじまうんだよ…!!!う、うおおおぉ…!!!」

「うおっ!とうとうあっちの世界の私死んじゃった!」


「はぁ…せっかく今日楽しかったのに!」


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