闇堕ちという人生の落とし穴とごめんなさいを言う勇気

この作品は何の落ち度もなく理不尽にも、死のダンジョンに追放された主人公と家族をはじめ彼を支える者たちによる抵抗・反撃とNTRと闇堕ちが上手く調和されていると思います。
この作品の三人の主要人物であるグレア・ナタリー ・ソフィーは全員優しい性格の人物なのですが、作品の展開次第では三人それぞれ闇堕ちする可能性があったので「人は皆、闇堕ちの可能性を秘めている」という人生の落とし穴と、たとえ許されなかったとしても誠心誠意をもって謝る「ごめんなさいを言う勇気」を持つことは大切なことなのだという二つのことを考えさせられる、アクションあり複雑な乙女心あり、強い家族の絆ありの傑作娯楽作品です。