第6話特攻野郎・Bチーム

今日は日曜日。椛山は、ベッドに横になり殺し屋リストのページを捲っていた。

馬鹿な殺し屋ばっかりで、殺し屋のプロフィールを読んでいると、

「どんな仕事も成功します。特攻野郎・Bチーム」

よし!決めた。

彼らなら1人2人死んでもチームだから、成功するだろう。

しかも、日本語対応可である。

世界の特殊能力のある戦士の集まりだ。

椛山かぱやまの心は踊る。


「もしもし」

「はい、こちら株式会社特攻野郎Bチーム」

「あのう、お仕事を以来したいのですが」

「いいよ。報酬はいくらだい?」

「5000万円です」

「オーケーオーケー、私はハッカーのジゴンス。キャプテンのモーモーに伝えとく。仕事内容は?」

「資産家を殺してもらいたいのです」

「家ごと吹っ飛ばしてやるわ」

「何とぞ宜しくお願い致します。詳細はメールで」

「分かった」


ガチャン


「へい、ボス。仕事だよ!」

「久々じゃねえか」

「報酬は5000万円」

「悪くないな。その仕事受けよう」

「老夫婦殺害依頼です」

「ならば、家ごと吹っ飛ばしてやろう」


「爆弾と言えば、チリシ!お前の出番だ」

「オッケー、モーモー」



2日後、特攻野郎BチームはJEEPで現場に向かった。JEEPの荷台に乗り、モーモーと、ジゴンスは爆弾の扱い方をチリシからレクチャーを受けていた。

「この爆弾は、ダイナマイトの50倍の威力がある。先ずは安全装置を解除。そしてこの安全ピンを抜く。20秒後爆発だ」

「ジゴンス、早く外に投げないと爆発するぞ!」

「かーっ、素人はこれだから困る。投げるか転がすかして刺激を与えないと爆発はしないんだ」


JEEPは道なき道を走っている。そして、ガタゴト道にはいると、ジゴンスは爆弾を荷台に落としてしまった。


「あっ!」

「あっ!」

「しまった!」


チュドーン


JEEPは形もなく吹っ飛んだ。特攻野郎Bチームも肉片になってしまった。

椛山は楽しみにしていたが、2週間待っても何事もなく平和な日々が続いていた。

そして、今回も失敗したことを悟った。

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