第9話 花開く夜

 それからわたしたちは、夜の営みをよくするようになっていった。


 未咲「ほら、進くん見える? ここに入れたいんだよね?」


 気づけば進くんのそれも少し大きくなった気がして、いよいよ準備ができつつあった。くぱっと開かれたわたしのあそこを見て、進くんも反応しっぱなしだった。


 未咲「えへへ、素直でいいなぁ……いつでも入れていいからね?」


 ふだんと変わらない声でそう言うと、進くんから動きがあった。


 未咲「あっ、勢いよく入ってきた……ゆっくり動いてね……」


 わたしの言うとおりに進くんが動く。しばらくリズムよく動いていると、わたしの中でびくびくとなっているのに気づく。


 未咲「進くん、もしかしてイっちゃった? よしよし……」


 撫でられてうれしくなったのか、今度は別の液体で満たされてるような感触があった。


 未咲「おしっこしてる……よね? これ……」


 抜いて確認すると、ちろちろと黄色く濁ったものが垂れている。


 未咲「やっぱり……わたしもしようかな……」


 ちょうどしたくなってきたので、このタイミングでしようと決めた。


 未咲「んしょっと……浴びたい?」


 みずから浴尿を勧めた。こんなこと恥ずかしくて、進くんにしかできない。


 未咲「いくね……おしっこまみれになっちゃえー……」


 ぴゅーっと出てきたその液体にまみれながらうれしそうな進くん。いい匂いはそんなにしないかもしれないけど、やっぱりうれしいのかな。


 未咲「しゅいーっ……ね、いい音するでしょ?」


 女子特有の高いおしっこの音。満足してくれているならそれでいい。


 未咲「いい匂いつけてあげる……どう?」


 近くにあった香水をぶっかけ、進くんをくらくらさせようとした。


 未咲「ふふっ、いいハマりっぷり♡」


 残っていたおしっこを勢いよく放ち、そして終わった。


 未咲「赤ちゃんづくりごっこはこれでおしまい。またしようね♡」


 いつか本物の赤ちゃんができるまで、この遊びは続く。


 未咲「あったかくなった? そっか、よかった……」


 春以上のものさえ来そうな予感がする。

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