ガチャ624回目:新居への合流

 そうしてカスミ達と一緒にアイラが動かす車に乗って移動すること約数分。俺達は新居へと帰ってきた。

 玄関を開けると、中では彼女達が待っていてくれた。


「「「「おかえりなさい!」」」」

「ただいまー」


 彼女達と順番にハグしあい、続けてやってきたエンキとセレンを持ち上げてめちゃくちゃに可愛がる。


『ゴゴー』

『♪』

『ポ! ポポ!』

『キュイキュイ』

『ゴ? ゴゴ! ゴゴ!』

『♪♪♪』

「そうだぞー。コアⅥ取ってきたぞー」


 彼女達がカスミ達と再会を喜び合っている中、俺は強くなったことに喜びを分かち合っているエンキ達を微笑ましく見ていた。


「あーっ! そうだショウタ君! キミ、なんか強いモンスターと戦ってたでしょ。その結果がそのコアね?」

「なんでわか……あ、もしかして、レベル上がった?」

「上がったわ」

「上がりましたわー」

「全員上がったんですよ」

「ん。私も上がったからビックリした」


 そうか、ミスティまで上がったのか。

 まあ弱めのダンジョンボスクラスの相手を3連戦だからな。俺も上がったし、そりゃ皆のレベルでも上がったりしちゃうか。


「まあその辺の話はカスミ達から聞いてくれ。イズミもあの件共有頼むな」

「あの件ってどれのことー?」


 分かってるだろうに聞いてくるってことは……ああ、アイラだけは察した顔をした。イズミにだけは結婚の話がバレているということをアイラにそれとなく伝えるための鏡にされたな。


「ダンジョンの共有化とかその周りな」

「はーい☆」

「そんじゃエンキとセレンは、早速パワーアップするか」

『ゴゴ!』

『♪♪』


 彼らにコアⅥを渡し、コアⅤと換装してもらう。そうしてできたスキルの枠に、今まで渡したくても渡せなかったスキルなんかを分けることにした。

 まずほとんどの黒騎士のスキルが、エンキと比べて上位互換してたからな……。まあ一部のパッシブに至っては、俺よりも上なのがチラホラあったりしたわけだが。

 『神盾術Lv2』はMAXと入れ替えるとして、他は……。んー。いったん無難なものにしておくか。


*****


 名前:エンキ

 品格:『固有ユニーク

 コア:ゴーレムコアⅥ

 材質:白亜・黒亜・鉄鋼

 魔力:6400

 装備:神威の爪

 スキル(12/12):金剛外装Ⅲ、★超防壁Ⅲ、★物理耐性Ⅷ、自動回復Ⅴ、怪力乱神Ⅲ、難攻不落Ⅲ、★神盾術LvMAX、武闘術Lv9、震天動地Ⅴ、砂鉄操作LvMAX、★魔力超回復LvMAX、巨人の腕

 武技スキル:覇王爪、破拳、爆砕鉄拳


*****


 そんで次にセレンは……。『無形流転』をⅡからⅢに入れ替えるか。


『♪♪』


*****


 名前:セレン

 品格:『固有ユニーク

 コア:ゴーレムコアⅥ

 材質:流水魔装体

 魔力:6400

 スキル(12/12):金剛外装Ⅲ、★超防壁Ⅲ、★物理耐性Ⅵ、自動回復Ⅴ、弁天術Lv4、神槍術LvMAX、粘液生成、★元素魔法LvMAX、濁流操作LvMAX、海魔法LvMAX、★魔力超回復LvMAX、★無形流転Ⅲ

 武技スキル:激流槍、水鉄砲


*****


 ついでに、イリスにも『無形流転Ⅲ』をあげちゃおう。


『プルン?』

「おう、覚えて良いぞー」

『プルプル』


*****


名前:イリス

存在位格:『伝説レジェンダリー

コア:特大魔煌石


レベル:400

腕力:6400

器用:6400

頑丈:6400

俊敏:6400

魔力:6400

知力:6400

運:なし


ブーストスキル】金剛外装Ⅲ、超防壁Ⅲ、鉄壁Ⅵ、城壁Ⅵ、金剛体Ⅳ、難攻不落Ⅱ

パッシブスキル】身体超強化LvMAX、硬化Ⅴ、風耐性LvMAX、土耐性LvMAX、水耐性LvMAX、★物理耐性Ⅵ、★魔法耐性Ⅵ、★斬撃耐性LvMAX、貫通耐性LvMAX、★打撃耐性LvMAX、自動回復Ⅴ、弁天術Lv2、狩人の極意LvMAX、暗殺の極意LvMAX、水泳LvMAX、摩擦抵抗Ⅲ

PBパッシブブーストスキル】破魔の叡智

アーツスキル】隠形Ⅲ、気配断絶Ⅲ、毒生成Ⅵ、麻痺毒生成Ⅵ、毒抗体Ⅵ、衝撃Ⅲ、鎧通しⅢ、粘液生成Ⅲ、ウェポンブレイク、アーマーブレイク、チャージアタックⅥ、悪食LvMAX

マジックスキル】★元素魔法LvMAX、★雷鳴魔法LvMAX、★氷結魔法LvMAX、極光魔法LvMAX、宵闇魔法LvMAX、濁流操作Lv4、砂鉄操作LvMAX、★炎の鎧Ⅴ、★風の鎧Ⅴ、★土の鎧Ⅶ、★水の鎧Ⅶ

スペシャルスキル】無形流転Ⅲ、巨人の腕


*****


「うん。ようやく全員横並びになったな!」

『ゴゴー……』

「ん? どうした?」


 せっかく強くなれたのになんだか元気がない。


『ポーポ。ポーポポ』

『♪』

『ゴ……』


 どうやら『魔力超回復』で自分で消費した魔力を回復できるよう無限に単独行動を可能とした結果、今後俺から魔力補充がされないことがショックに感じたらしい。


「バカだなぁ。俺はあれを好きでやってるんだから、やめたりしないって」

『ゴ!?』

『ポポ!?』

『♪♪♪』

『キュイキュイ!』


 俺としては、あれはスキンシップの一環だと思ってるし、いつもの可愛がりで撫でてる延長線のようなものだ。だから送った魔力が無駄になろうと、今後もやめるつもりはなかった。

 回復量も2倍になったしな。


「ほんと、ショウタ君にとってエンキ達は大事な存在よね」

「ふふ、少し妬けちゃいます」

「旦那様の子供ですもの。こうなるのはある意味当然ですわ」

「ん。皆仲良し」

「今後が増えても、同様に溺愛してくれそうですね」

『!!』


 なんだか後ろからすごい熱量の視線が送られてきている気がしたが、俺はそんなことよりも目の前にいる彼らを撫でつつ、魔力を送って心地よさを味わってもらうのだった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


この作品が面白いと感じたら、ブックマークと★★★評価していただけると励みになります!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る