ガチャ413回目:戦利品確認
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詳細は文末で。
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「ご主人様。今日はこの後どうされますか?」
「んー……。今何時?」
「14時40分です」
「もうすぐ3時かぁ……」
このままアリのモンスターを倒しに行ったとして、中途半端にマップ開拓しても俺が満足するとも思えないんだよな。例え、ここから第五層への入口までをマップに埋めるだけだとしてもだ。俺なら絶対に道中に湧いてる雑魚だけじゃ飽き足らず、レアモンスターの条件達成のために、他の密集地を探してアリを大量に狩るだろう。そしてその場で出現してくれるならいいが、特定の位置にしか出現しないのであれば、煙をどこまでも追い続けるだろう。せっかく湧いたレアモンスターを無視して、俺が帰るなんてありえないし。
逆に鳥と同じように、時間経過で出現するタイプだったとしたら、100体討伐で出現しない事にはなるんだろう。けど、そうなったとしても、本当に湧かないのか念のために、追加で200体や300体倒すことになるだろうな。となれば掛かる時間も2、3時間じゃ足りないかもしれない訳だ。
今から行って、晩飯時までに帰れる可能性は……。限りなくゼロだな。
「いかない」
「畏まりました。ではこのままスキルの整理をしてしまいましょう」
「だな」
まずは『風魔法』からだな。『水魔法』もそうだが、出会う奴らが属性的に偏ってるせいか、滅茶苦茶在庫を圧迫してる。魔法スキルはレベルを上げてもステータスが無ければ意味がないスキルだから、他のに比べて売れ行きも良くないのが難点だ。
まあ、俺の場合は、十分な量の土と炎が集まれば、一気に『圧縮』することで『元素魔法』に進化させることが出来る。それが楽しみで、在庫が溜まっても手放さずにいるんだが……。全然『炎魔法』を持ってるモンスターと出くわさないんだよな。
本当にどこにいるんだか。まあ、彼女達に聞けばあっさり教えてくれるんだろうけど、求めてると言ってもそこまで切羽詰まってるわけじゃないしな。10倍マジックミサイルを撃ってみたくはあるが、今でも十分強いし過剰戦力の予感しかしない。
さて、改めて。
『風魔法』はうちの彼女達全員、及びイリーナとイズミもMAXだから、端数を気にする必要はない。前回の『風魔法Lv4』4個もまとめてしまって……。結果は『風魔法Lv1』4個。『風魔法LvMAX』17個。となった。
続いて『風耐性』と『風塵操作』も俺以外未取得なのでまとめてしまおう。『風耐性Lv1』8個。『風耐性LvMAX』15個。それから『風塵操作Lv1』8個。『風雷操作LvMAX』2個だ。
少し勿体ないが、『魔力回復』が3と8で溢れてしまうが背に腹は代えられない。全て使い『魔力超回復Lv1』8個。
「新スキルは、『摩擦抵抗』『天候操作』『天鼓雷撃』だな」
『摩擦抵抗』は移動時における空気や水から受ける阻害を軽減するスキルのようで、普通に移動するときはともかくダッシュ移動などの際の移動速度が格段に向上するらしい。
『天候操作』はその言葉通り、局地的な雨や雷を自在に操るスキルらしいが、Lv1ではあまり大したことは出来なさそうだった。
『天鼓雷撃』は『震天動地』の雷版らしい。ちょっと興味が湧いたのでこれも『圧縮』し、『天鼓雷撃Ⅱ』4個を『天鼓雷撃Ⅲ』にした。
「じゃ、振り分けていくぞー」
俺は『迅速Ⅴ』3個で『迅速Ⅵ』に。『迅雷Ⅱ』『摩擦抵抗Ⅲ』を取得。『風耐性Lv1』4個で『風耐性LvMAX』に。『天鼓雷撃Ⅲ』『震天動地Ⅲ』を取得。『風塵操作Lv1』6個で『風雷操作Lv1』に。『魔力超回復Lv1』2個で『魔力超回復LvMAX』に。
アヤネは『摩擦抵抗Ⅲ』『風耐性LvMAX』『風雷操作LvMAX』を取得。『天候操作Lv1』6個を取得。『魔力超回復Lv1』4個で『魔力超回復Lv6』に。
アイラは『摩擦抵抗Ⅲ』『風耐性LvMAX』を取得。
アキは『摩擦抵抗Ⅲ』『風耐性LvMAX』を取得。
マキは『摩擦抵抗Ⅲ』『風耐性LvMAX』を取得。『魔力超回復Lv1』2個で『魔力超回復Lv3』に。
エンキはなし。
エンリルは『俊足Ⅴ』と『摩擦抵抗Ⅲ』を入れ替え。『迅速Ⅳ』と『瞬迅Ⅲ』を入れ替え。『追跡者Ⅳ』と『天鼓雷撃Ⅲ』を入れ替え。『風雷操作Lv2』と『風雷操作LvMAX』を入れ替えに。
セレンはなし。
イリスは『風耐性LvMAX』を取得。
こんなとこだろう。
「これが兄さんが短期間で頭角を表した理由か。これなら多様な戦い方が出来るのも納得だし、大事な人も強くなれる。潜入した魔の手が諦めて帰った話も納得が行くよ」
「その話、そんなに有名なのか」
それって俺たちに悪さするために、サクヤお義母さんが敷いた包囲網を掻い潜ってやって来た、ならずもの達の話だよな。
「ああ。兄さんに興味がある国は、大体知ってる話だよ。不思議なくらい話の広がりが早かったから、いくつかの組織が真相を探る為動いたらしいけど、本当だったみたいだね」
「広がり、ねぇ」
多分それもサクヤお義母さんの仕業なんだろう。けど、今更になって思うと、そもそも包囲網を抜けてきたっていうのも、どこかおかしいんだよな。あの人がそんなヘマをするか? この話を広めるために、サクヤお義母さんがそうなるように仕込みをしたような気もしてきたぞ。
あの人ならやりかねない雰囲気がある。
「まあ、まだ全容を語るつもりはないけど、これが全てじゃないとだけ言っておくか」
「違うのかい? スキルを纏めるという破格スキルもそうだし、確定ドロップとアイテム進化のようなスキルかと思ったんだけど」
確定ドロップか。
そういうのもあるのか。まあ世界は広いわけだし、ドロップ関係に干渉できるスキルがあってもおかしくないな。もしそれがあったとして、格は何になるだろうか? 『
「まあそれは追々な。カスミ達にもまだ言ってないし」
「婚約者候補ですら伝えていないなら、僕達じゃまだまだだね。信頼してもらえるよう頑張るよ」
「でも、私達、ショウタの邪魔しちゃダメだから、何も出来ない」
「そうなんだよねぇ……。困ったなぁ」
「うん、困った」
2人がじっとこちらを見つめてくる。
言いたい事は分かるが、君らが戦ってもドロップもしないし100匹カウントの邪魔になるからな。
……うん。ちょっと考えただけでも今、『邪魔』と感じたくらいだ。手伝うのはほぼ不可能だろう。毎回激痛で悶絶する事になりかねない。
「まあそこも追々な」
「仕方ない、まだ初日だ。これから親交を深めていこう」
「うん、がんばる」
頷きあう兄妹は置いといて、次は卵と宝箱だな。
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アンケート:https://twitter.com/hiyuu_niyna/status/1747089838183190740
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