ガチャ255回目:イリスの強化
自宅へと帰ってきた俺達は、各々が1週間ぶりの我が家で行動を開始する。
通常ゴーレム達は掃除に繰り出し、エンキはその手伝い。アキとマキは早速ミキ義母さんへの連絡。そして俺は通訳代わりのエンリルを肩に乗せ、イリスの確認作業を開始した。
ちなみに当のイリスはアヤネの腕の中でプルプルしている。
「とりあえず、まずは『真鑑定』っと」
*****
名前:イリス
存在位格:『
コア:極小魔石
レベル:20
腕力:25
器用:25
頑丈:25
俊敏:25
魔力:500
知力:1000
運:なし
スキル:なし
*****
「おおぅ……」
表示形式がモンスターとゴーレム達の中間って感じに変化しているな。『存在位格』っていうのは、恐らくエンキ達の『品格』と似て非なる物だろう。まあこっちは『
しかし、コアとしてしっかり魔石の存在が明記されているのであれば、『ゴーレムコア』と同じく入れ替えが出来るんじゃないのか? 普通のモンスターと違って、スライムって粘体だし、やってやれないことはないと思うんだが……。
「アイラ、今日得た魔石は?」
「極小が100とちょっと。大が30。特大が12。極大が3です」
「……え? 『大魔石』が30も?」
とんでもない数があるな。
「はい。5種が6匹ずつでしたから。ちなみに『物理耐性』『自動回復』も30ずつ御座います」
「うへぇ……。とりあえず、スキルの事は一旦おいといて、イリスはこの『大魔石』を取り込めるか?」
『プルプル』
『ポポ、ポポ』
「んー? 段階を踏む必要があるってこと?」
『ポ』
「じゃあ、極小の次は小と中か。アイラ、ゴーレム達のおやつ分でストックあったっけ」
「はい、いくつご用意しましょうか」
『ポポ』
「1個で良いって」
まずは『小魔石』を与えてみる。
一応魔石の格としては、キラーラビットやゴーレムなど、通常モンスターは大体この魔石だ。ちなみに第四層に出現するゴブリンやオークもこの『小魔石』だ。
*****
名前:イリス
存在位格:『
コア:小魔石
レベル:40
腕力:45
器用:45
頑丈:45
俊敏:45
魔力:500
知力:1000
運:なし
スキル:なし
*****
おぉ……!?
「ステータスが倍くらいになったな」
『プルプル』
「やはり魔石の大きさによってモンスターの出せる力が異なるようですね。『極小魔石』持ちにしてはLvもステータスも随分と高かったですし、『存在位格』からみてもイリスの潜在能力は凄まじい物があるかと」
「イリスつよつよですわ~」
『ポポ』
『プルル』
このまま魔石を与えて進化させていけば、どうなるんだ?
そうして『中魔石』『大魔石』『特大魔石』『極大魔石』と順番に与えていき、最終的なステータスはこうなった。
*****
名前:イリス
存在位格:『
コア:極大魔石
レベル:200
腕力:2200
器用:2200
頑丈:2200
俊敏:2200
魔力:2200
知力:2200
運:なし
スキル:なし
*****
「これは強い」
俺が出せる全力よりちょっと弱いくらいじゃないか? それでも十分すぎる戦力だが。
『プルプル』
「ちなみにスキルもいけるか?」
『プルル』
『ポポ』
どうやらいけるらしい。しかも無尽蔵に。
なのでついでに、今日得たスキルと、現在手持ちにあるスキルを皆に分配する事にした。
まずは俺は、前回エンリルを仲間にした際に手にしたまま忘れていた『砂塵操作Lv1』1個で『砂塵操作Lv5』に。
アヤネは、『物理耐性Ⅲ』3個で『物理耐性Ⅳ』に。『極光魔法Lv2』3個で『極光魔法LvMAX』に。『宵闇魔法Lv2』4個で『宵闇魔法LvMAX』に。『混沌魔法Lv2』3個で『混沌魔法Lv6』に。
アイラは、『物理耐性Ⅲ』3個で『物理耐性Ⅳ』に。
アキは、『物理耐性Ⅲ』3個で『物理耐性Ⅳ』に。
マキは、『物理耐性Ⅲ』3個で『物理耐性Ⅳ』に。『極光魔法Lv2』2個、『宵闇魔法Lv2』1個取得。
エンキは、『物理耐性Ⅲ』を『物理耐性Ⅴ』に入れ替え。『怪力Ⅲ』を『阿修羅』に入れ替え。
エンリルは、『物理耐性Ⅲ』を『物理耐性Ⅴ』に入れ替え。『自動回復Ⅱ』を『自動回復Ⅳ』に入れ替え。
イリスは、『物理耐性Ⅴ』『自動回復Ⅳ』『城壁Ⅳ』『破壊の叡智』『極光魔法Lv2』『宵闇魔法Lv2』取得。『鉄壁Ⅳ』4個で『鉄壁Ⅴ』に。『金剛体』4個で『金剛体Ⅱ』に。
どうやらイリスはエンキ達のようにスキルの取り外しが出来ないらしい。まあ、そこはゴーレムと違って元がモンスターだから、仕方ないよな。でも無尽蔵に入るのなら、大した問題にはならないだろう。
で、結果スキルの在庫はこうなった。
『物理耐性』3個。
『物理耐性Ⅱ』1個。
『物理耐性Ⅲ』3個。
『自動回復』3個。
『自動回復Ⅱ』1個。
『自動回復Ⅲ』1個。
『自動回復Ⅳ』2個。
『剛力Ⅱ』3個。
『剛力Ⅲ』2個。
『怪力』1個。
『怪力Ⅱ』2個。
『怪力Ⅲ』2個。
『俊足』2個。
『迅速』2個。
『鉄壁』6個。
『鉄壁Ⅱ』4個。
『鉄壁Ⅲ』3個。
『城壁』6個。
『城壁Ⅱ』4個。
『城壁Ⅲ』1個。
『金剛体』1個。
『統率』5個。
『統率Ⅲ』4個。
『剣の心得Lv5』3個。
『剣術Lv1』3個。
『追跡者Ⅱ』1個。
『追跡者Ⅲ』3個。
そして彼らのステータスはこうなった。
名前:エンキ
品格:『
コア:ゴーレムコアⅣ
材質:鉄鋼
魔力:1600
スキル(8/8):物理耐性Ⅴ、阿修羅、城壁Ⅳ、盾術Lv2、自動回復Ⅳ、砂鉄操作Lv1、ウォークライⅡ、震天動地
ストック:鉄壁Ⅳ、統率Ⅱ
名前:エンリル
品格:『
コア:ゴーレムコアⅣ
材質:風雷魔装体
魔力:1600
スキル(7/8):物理耐性Ⅴ、自動回復Ⅳ、俊足Ⅲ、迅速Ⅲ、ウォークライⅡ、追跡者Ⅳ、風雷操作Lv1
*****
名前:イリス
存在位格:『
コア:極大魔石
レベル:200
腕力:2200
器用:2200
頑丈:2200
俊敏:2200
魔力:2200
知力:2200
運:なし
【
【
【
【
*****
良い感じに整ったかな。
ただ、イリスには筋肉や脚力の概念が無いらしく、『腕力』や『俊敏』系のブーストスキルは取得しても効果が無いそうだった。まあそれでも、全ステータスが2200もあるのなら、そこらの敵に後れを取る事は無いだろうけど。
『プルルル』
強くなったことを実感したのか、イリスは満足気にプルプルしていた。
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