ガチャ169回目:4回目のガチャ更新
「よし! 2体分の経験値まとめてゲット!」
「凄いですわ、旦那様! わたくしもまたレベルアップしましたわ!」
やっぱり弓は……。特に『紫電の矢』は便利だな。このスキルに何度助けられてきたことか。
それを思うと『紅蓮剣』は武技スキルの割にそこまで活躍してないんだよなぁ。『紫電の矢』が『雷鳴の矢』に進化したように、これも発展性はあるんだろうか?
「ご主人様、感傷に浸るのは後です。まずは回して来てください」
「おっとそうだった、ちょっと行ってくる」
再びダッシュで後退し、姉妹のそばでガチャを起動する。
今回は2回分だ。あまり時間はかけてられないし、さっさと回すか。
『ジャララ、ジャララララ!』
結果は緑7、紫9、赤4だった。
『SR 腕力上昇+45』
『SR 器用上昇+45』
『SR 頑丈上昇+45』
『SR 知力上昇+45』
『SSR 腕力上昇+110』
『SSR 器用上昇+110』
『SSR 知力上昇+110』
『SSR 腕力上昇+80、器用上昇+80』
『SSR 頑丈上昇+75、俊敏上昇+75』
『SSR 頑丈上昇+80、俊敏上昇+80』
『SSR 魔力上昇+80、知力上昇+80』
『SSR スキル:力溜め』
『SSR スキル:自動マッピングⅡ』
『UR 器用上昇+200』
『UR 頑丈上昇+200』
『UR 魔力上昇+130、知力上昇+130』
『UR スキル:鷹の目』
『UR スキル:暗視』
『UR スキル:反響定位』
『UR スキル:弱体化』
「無料ガチャ」では青色のカプセルが10個。
『R 腕力上昇+18』
『R 器用上昇+18』x2
『R 頑丈上昇+18』x3
『R 俊敏上昇+18』x2
『R 魔力上昇+18』
『R 知力上昇+18』
*****
名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:8
腕力:3776(+2349)(+1416)
器用:4052(+2521)(+1520)
頑丈:4005(+2492)(+1502)
俊敏:3938(+2450)(+1477)
魔力:3954(+2462)(+1483)
知力:3943(+2455)(+1479)
運:3176
スキル:レベルガチャ、真鑑定Lv3、鑑定偽装Lv2、自動マッピングⅢ、鷹の目Ⅱ、知覚強化、金剛外装Ⅲ、身体超強化Lv2、剛力Ⅲ(2/3)、怪力Ⅳ、阿修羅、金剛力Ⅱ、俊足Ⅳ、迅速Ⅳ、鉄壁Ⅲ(2/3)、城壁Ⅲ(2/3)、金剛体、金剛壁Ⅱ、統率Ⅲ、予知Ⅱ、看破、二刀流Ⅱ、体術Lv9、格闘術Lv2、剣術Lv5、槍術Lv8、弓術Lv2、暗殺術LvMAX、狩人の極意Lv2、跳躍Lv2、暗視、鎧通し、縮地、忍び足、騎乗、反響定位、元素魔法Lv3、空間魔法Lv1、泡魔法Lv1、水流操作Lv2、砂塵操作Lv4、回復魔法Lv1、魔力超回復Lv1、魔力譲渡Ⅱ、力溜め(2/3)、破壊の叡智(1/3)、魔導の叡智、王の威圧Ⅲ、魔石操作、弱体化、スキル圧縮
武技スキル:紅蓮剣、紫電の矢
トロフィー:ホブゴブリン、マーダーラビット、ボスウルフ
管理者の鍵:525(1)、810(1)、810(2(1/2))
*****
『ボックスの残り 0/130』
「引き切ったか。感慨深いし気になるスキルもあるけど、今はしみじみしてる余裕はないんだよな」
「まだ新手は来てないみたいだけど、次が最後なのよね?」
「いや、虹が最後かどうかはわかんないんだよね。最悪その次もあるかも」
「こんな次々とレアモンスターが出るなんて、全てのスライムがこんな特殊な能力を持っているのでしょうか。それともこのダンジョン特有の……?」
2人にお世話されながらも次の戦いの準備をしていく。マキの考えに耳を傾けていると、カプセルトイマシーンが光を放った。
光が収まると、いつものように筐体に変化が起きていた。今度の色は紫から緑へと変化したようだ。
緑となると『UR』カラーか。
「張り紙の内容も気になるけど、それも後に回そう。それじゃ、行ってくる。2人はいざとなったら外装使ってね」
「「いってらっしゃい!」」
俺はガチャを消し、前線へと戻った。
「状況は?」
「依然変わりなく」
「次も2体出ると、ちと厄介だよな」
「最悪撤退も考えなくてはなりませんわね」
「撤退は嫌だなぁ。『雷鳴の矢』で何とかならないかな」
「あれの威力は凄まじいですからね。ただ、ここまで露骨にダメージを軽減する相手が出てきたのです。刺突や属性ダメージを軽減する類の相手が出てきた場合、通用しない可能性があります」
「『物理耐性』以外の耐性……。という事ですわね」
「ああ、耐性か……。この『物理耐性』1つを取っても、どれくらいの効果か分からない分、厄介だよな」
「先程ドロップした分ならここにございますが……」
「読んでる最中に先制攻撃を受けたらひとたまりもない。それは流石に後に回す」
「旦那様の奥の手が通じない相手が来たら、大変ですわ」
確かに、どんな相手でも仕留められる破格の威力は持っていても、そもそも矢が効かない相手だと話が変わって来るよな。『ジャイアントロックゴーレム』も、もし『物理耐性』のスキルを持っていたとしたら貫通しきれなかったかもしれないし。
「斬撃も通り辛くなってきてるし、アイラのナイフも軽減されるとなれば魔法しかない訳だが……。特化したマジックミサイルでワンチャン狙うしかないか?」
「あとは魔法で絨毯爆撃するくらいですか」
「弱点属性などがあれば、それを狙うのも手ですわね」
「虹色って、属性はなんになるのかな?」
「……ごめんなさい。わかりませんわ」
「だよね。俺もわからん」
次のモンスターが湧くまでの間に対策を練るが、事前情報もない突発的なぶっつけ本番であり、時間制限付きだ。落ち着いて考える余裕もない為か、良案は何も浮かばなかった。
だけど、どれだけ待っても次は現れず、煙は吹き出したままだった。
「随分とかかるな。もう10分は経ったんじゃないか? レベルが100を超えてるからかな」
「かもしれません。もしくは、特殊なレアモンスターでしたから、何か条件があるのかも……」
そうアイラが言った所で、ようやく動きがあった。
「え?」
だがそれは、目を疑う光景だった。俺が今まで見てきたものとは、まるで異なっていたからだ。
2体の『ヒュージーダークネススライム』から出た煙が交わり、1つの巨大な煙へと変貌したのだ。そして煙は更なる膨張を引き起こし、猛スピードでダンジョンの奥へと突き進んでいく。
「追うぞ!」
「「はい!」」
「二人にもあの煙は見えているのか?」
「はい、とっても大きいですわ!」
「ご主人様、あれを!」
その道中、俺達は煙の更なる異常性を見せつけられた。
通常、レアモンスターの煙に対して普通のモンスターは逃げ惑うものだ。だがスライム達は煙を見ても逃げる素振りを見せず、むしろ自ら飛び込み煙の一部となっていったのだ。ダンジョンの奥にはまだまだ数多くのスライムが控えていて、奴らは率先して煙へと飛び込み、その度煙は巨大な姿へと膨れ上がって行く。
そしてダンジョン最奥の広場に辿り着くと急停止し、今度は煙を触手の様に伸ばして、手当たり次第にスライムを喰らい尽くしていく。俺達は少し離れた場所で、その光景をただ眺めるしかなかった。
「旦那様……何が起きているんですの」
「さあな。やばいのだけは確かだ」
「フォーメーションCで行きましょう」
「OK」
「頑張りますわ!」
俺達は、スライムがいなくなり、膨張が止まった煙を前に陣形を組み、『金剛外装Ⅲ』を発動。
アヤネが中央、少し距離を開けて左翼をアイラ、右翼を俺が担当する。俺とアイラで可能な限りターゲットを取り、アヤネが魔法を打ちつつ後方から指揮を執るスタイルだ。
『ビシッ』
何かがひび割れる音と共に、煙は膨張を止めた。
見れば、煙はまるで卵のように亀裂が入り、中から虹色に輝く液体がとめどなく流れ落ちて来た。
「ようやくお出ましか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます