ガチャ128回目:封鎖依頼
アイラの番で色々あったことが彼女達にバレた結果、彼女達の間で色々と取り決めがあったらしい。
俺も、マキをただ抱き枕にして眠る訳にはいかなくなったかとヒヤヒヤ半分ドキドキ半分だったが、特別大きな変化はなかった。
少し拍子抜けだったが、話を聞いてみれば納得出来た。
まあ、マキから飛んでくる視線が熱っぽかったし、話し合いの内容を全部教えてもらえた訳ではなさそうだったが。
それでもまあ、彼女達が仲良くしてくれているのだから文句はなかった。
そんな次の日。
朝食をとっている時に、俺は今後の事を踏まえてとあるお願いをすることにした。
「アキ、マキ。2人にお願いしたいことがあるんだけど」
「なーに?」
「はい、ショウタさん」
「初心者ダンジョンの一層封鎖の件、そろそろ支部長にお願い出来ないかな」
「強化体の件ね?」
「うん。元々の予定としてはトロフィーが取れたらなー。って感じだったけど、例の宝箱も探しておきたくなったしね」
「わかりました。今から連絡をしますね」
「ちょっと待っててねー」
そう言ってマキが支部長に電話をかけ、アキと一緒に母親へ都合を聞き始めた。
マイクはスピーカーモードだったので会話内容はこっちにも聞こえているんだけど、そこは支部長もわかってるだろうな。それにしても、娘との会話中の支部長って、いつも以上に声が柔らかい気がするな。
『アマチ君、そこにいますね?』
「え? あ、はい」
話しかけられるとは思わなかったので、ちょっと反応が遅れた。
『あなたが望むなら、明日にでも可能だけどどうする?』
「あ、それじゃ、明日でお願いします」
『わかったわ。午前9時~12時の間でいいかしら』
「それで大丈夫です」
『こっちでその通知は出しておくわね。当日は、入る前に一声かけてね』
そう言って、支部長は電話を切った。
何日か前にお願いしていた事ではあったが、どうやらすぐに動いてくれるらしい。
なら、今日の内に『ハートダンジョン』でやりたい用事は全部済ませるか。もう少し時間がかかるとも思ってたけど、念のため『黄金の種』を植えなくてよかったな。
◇◇◇◇◇◇◇◇
【レベルアップ】
【レベルが54から55に上昇しました】
1匹目の『黄金蟲』では『黄金鳳蝶』は出ず、レベルすら上がらなかった。そして2匹目でレベルが上がり、本命の『黄金鳳蝶』が出現。
こいつの相手はもう慣れたもので、さっくりと討伐した。
【レベルアップ】
【レベルが55から63に上昇しました】
アヤネには『金剛外装Ⅲ』と『魔導の叡智Ⅱ』を取得させ、ガチャを回す。
『ジャララ、ジャララララ!』
出たのは、緑1、紫6、赤3だった。
『SR 腕力上昇+35』
『SR 知力上昇+45』
『SR スキル:嗅覚強化』
『SSR 俊敏上昇+100』
『SSR 魔力上昇+90』
『SSR 頑丈上昇+75、俊敏上昇+75』
『SSR スキル:自動マッピングⅡ』
『SSR スキル:魔力回復Lv1』
『SSR スキル:魔力譲渡』
『UR スキル:狩人の極意Lv1』
「無料ガチャ」では青色のカプセルが4個。
『R 腕力上昇+18』
『R 器用上昇+15』
『R 俊敏上昇+18』x2
*****
名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:3
腕力:1521(+1004)(+507)
器用:1458(+962)(+486)
頑丈:1491(+984)(+497)
俊敏:1599(+1056)(+533)
魔力:1529(+1011)(+510)
知力:1521(+1006)(+507)
運:2086
スキル:レベルガチャ、真鑑定Lv3、鑑定偽装Lv2、自動マッピングⅡ(1/3)、鷹の目(1/3)、視力強化、聴覚強化、嗅覚強化、金剛外装Ⅲ、身体超強化Lv2、剛力Ⅲ、怪力Ⅲ(1/3)、金剛力Ⅱ、俊足Ⅲ、迅速Ⅱ、鉄壁Ⅲ、城壁Ⅲ、金剛壁Ⅱ、統率、予知Ⅱ、二刀流Ⅱ、体術Lv4、剣術Lv4、槍術Lv3、弓術Lv2、暗殺術Lv2、狩人の極意Lv2、跳躍Lv2、縮地、騎乗、元素魔法Lv2、空間魔法Lv1、泡魔法Lv1、回復魔法Lv1、魔力回復LvMAX、魔力譲渡(2/3)、力溜め、破壊の叡智、魔導の叡智、王の威圧Ⅲ、スキル圧縮
武技スキル:紅蓮剣、紫電の矢
トロフィー:ホブゴブリン
管理者の鍵:810(1)
*****
『ボックスの残り 90/130』
『運』がついに2000を突破した。そして『自動マッピング』は元々『SR』のスキルだったはずだけど、『Ⅱ』になったことでガチャ内でのレアリティが上がったのかな? 何気に、『Ⅱ』になったガチャ産のスキルが出たのは初めてかもしれないな。
『自動マッピングⅡ』になったことで宝箱が見えるようになったけど、『Ⅲ』に上がったら今度は何が見えるようになるんだろうか? 今から楽しみだな。
「よし、それじゃこのまま第二層に行こうか」
「はい」
「はいですわ!」
◇◇◇◇◇◇◇◇
「おー、盛況だな」
現在の時刻、10時半ごろ。
2日ぶりに訪れた第二層は人で賑わっていた。あちこちに水着の男女がいるのだが……。何やら、違和感を感じた。
「なあ、アイラ。これって本当に、全部カップル……なのか?」
「いいえ。ここに遊び来る者の中で、確かに3割はカップルですが、残りはただ遊びに来ただけの者や、ナンパ目的の者で占められます」
「そ、そうなんだ……」
「リゾートバカンスが楽しめるような場所は、この付近には有りませんからね」
確かに、海水浴場と呼べる場所は、ちょっと遠出しないと無かったよなぁ。
「わたくし、ナンパとはどういうものか、よくわかりませんわ」
「……まあアイラがいる限り、その手のイベントには遭遇しないだろうね」
「残念ですわ。ちょっと興味がありましたのに」
アヤネの容姿を見てナンパする奴がいたら、それはそれで危ない奴の可能性があるんだが……。
ここは言わないでおこう。
「それじゃ、気を取り直してヤドカリ狩りをしようか。場所は、まずは2日前と同じ東側で」
「承知しました」
「はいですわー!」
さて、強化体を拝むとしますか。
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