ガチャ123回目:更新後ガチャ
残った『黄金蟲』のドロップスキルと、それ以外の各種アイテムは全てアイラに収納してもらい、『レベルガチャ』を召喚した。
「さーて、何が出るかな」
『ジャララ、ジャララララ!』
出たのは、緑2、紫3、赤5だった。
『SR 腕力上昇+35』
『SR 器用上昇+40』
『SR 頑丈上昇+40』
『SR 俊敏上昇+35』
『SR 俊敏上昇+40』
『SSR 腕力上昇+100』
『SSR スキル:騎乗』
『SSR スキル:二刀流』
『UR スキル:真鑑定Lv1』
『UR スキル:鑑定偽装Lv1』
「お、『UR』が2つも。それに回した瞬間、朝になっても暗いまま押せなかった『無料ガチャ』が明るくなったぞ」
「となると、『無料ガチャ』の再使用条件は『10回ガチャ』を回す事でしょうか?」
「たぶんね。……ぽちっと」
『ジャララ』
そして出て来たのは、青色のカプセルが3個だった。
『R 器用上昇+15』
『R 俊敏上昇+18』
『R 知力上昇+18』
「個数は5個固定じゃなくて、ランダムだったか」
つまり、ガチャ1回おきに『R』が複数ついてくるのか。
小さな変化だけど、増加する数値も増えているし、単純にありがたいな。
*****
名前:天地 翔太
年齢:21
レベル:1
腕力:1248(+828)(+416)
器用:1077(+714)(+359)
頑丈:1065(+706)(+355)
俊敏:1187(+787)(+396)
魔力:1121(+745)(+374)
知力:998(+663)(+333)
運:1722
スキル:レベルガチャ、真鑑定Lv3、鑑定偽装Lv2、自動マッピングⅡ、鷹の目(1/3)、金剛外装Ⅲ、身体超強化Lv2、剛力Ⅲ、怪力Ⅲ(1/3)、金剛力Ⅱ、俊足Ⅲ、迅速Ⅱ、鉄壁Ⅲ、城壁Ⅲ、金剛壁Ⅱ、統率、予知Ⅱ、二刀流Ⅱ、体術Lv4、剣術Lv4、槍術Lv3、弓術Lv2、暗殺術Lv1、狩人の極意Lv1、跳躍Lv1、騎乗、元素魔法Lv2、空間魔法Lv1、泡魔法Lv1、回復魔法Lv1、魔力回復Lv5、魔力譲渡、力溜め、破壊の叡智、魔導の叡智、王の威圧Ⅲ、スキル圧縮
武技スキル:紅蓮剣、紫電の矢
トロフィー:ホブゴブリン
管理者の鍵:810(1)
*****
『ボックスの残り 120/130』
「まずは、『知力』が2足りない状態だけど、『統率』のおかげでほぼほぼ4桁は問題なさそうだな」
「おめでとうございますわ!」
「『統率』の上昇値は今や1.5倍ですからね。それでも、出会った頃と比べれば格段に強くなられました」
「うん、2人のお陰だよ」
1人だったら、強敵の相手もそうだけど、アイテムの回収もままならなかっただろうし。
「次にスキルだけど……。『騎乗』、『二刀流Ⅱ』に『真鑑定Lv3』か。色々とあるけど……。まずはどこから見ようかな」
「あの……旦那様? 昨日取得された『空間魔法』はどうだったのですか? 使われている様子もないですけれど」
「ああ、あれか。使える魔法は1種類だけなんだけど、使い方が思い浮かばなくてね。ちょっと放置してたんだ」
「それでしたら、私達にご相談ください。微力ながらご主人様のお力になれればと」
「魔法の事なら、わたくしも一緒に考えますわ! 三人いるんですもの。何かいい案が浮かぶかもしれませんわ。えっと、三本の矢……でしたかしら?」
「……文殊の知恵か?」
「それですわ!」
アヤネを撫でつつ思案する。
確かに、俺一人で考えても限界はあるよな。それなら、経験豊富なアイラや、発想豊かなアヤネも混ざってくれたら、活用方法が見つかるかもしれない。
「とりあえず見せるね。『エアウォーク』」
魔法を行使するも、見た感じ何も変化は起きなかった。2人は不思議そうにしているが、俺にだけは魔法が行使されたという漠然とした感覚と、目の前に俺が呼び出した無色透明な物体が存在している事が知覚出来た。
俺は『跳躍』のスキルを駆使して飛び上がると、その物体の上に乗る。
「えっ?」
「これは……」
傍から見れば、俺は空に浮いているように見えるだろう。
だが実際は、見えない足場がそこにあるのだ。
2人がペタペタと見えない足場に触れて、その存在を確かめる。そうして、2人からの質疑応答が始まった。
「ご主人様、これはどの程度維持できるのですか?」
「大体1、2分かな?」
「魔力の消費はどの程度でしょう」
「わからない」
「複数枚展開は可能ですか?」
「同時に2枚が限界かな。3枚目を出すと1枚目が消える感じ」
「レベルの問題でしょうか。それとも『知力』?」
「出そうとするときちょっと頭痛がするから、もしかしたら『知力』かも」
「コレの硬度は?」
「試してないや」
「では旦那様、一度降りてくださいます?」
「あ、ああ」
そうして威力の分かりやすいアヤネが魔法をぶつけることになった。
その結果、Lv1魔法であれば炎と風、どちらの属性も耐えられたが、Lv3魔法が相手だと粉々に砕け散った。
「レベル3で耐えられないのであれば、咄嗟の壁としては使いにくいですね……。では、移動しながら使えますか?」
「ん? この足場は一度出したら消すまでは動かせないよ」
「いえ、そうではなく。空中を移動しながら足場をどんどん作って行き、空中移動することは可能でしょうか?」
「そんな曲芸みたいな……。いや、うーん。それはちょっと、厳しいかな」
魔法の行使は、呪文名を言わなくても一応行使は出来るが、口に出した方が圧倒的に速度が速い。だが、いちいち移動しながら『エアウォーク』と唱え続けるには舌が回らないし、先んじて使おうにも同時顕現限界数が2である以上、無茶は出来ない。
「ふむ……。上空から縦横無尽に矢を降り注げば、死角からの攻撃で敵は対処出来ないと考えたのですが……」
おお、なるほど。
「面白そうだし、ちょっと練習してみようかな。でも、失敗して落ちたら真っ逆さまだしな……」
「それなら、第二層の砂浜や海なら問題ないのではないでしょうか」
「あー、確かに」
砂ならダメージも少ないし、アリだな。
海に落ちるのは罰ゲームみたいでちょっと嫌だけど。
絶対、鼻に海水入るじゃん。
「旦那様ならバブルアーマーがありますから、へっちゃらですわ!」
「……その手があったか」
うーん、やっぱ、1人じゃ浮かばない案ばかりだな。次からも困ったら相談しよう。
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