こ、こんにちは、、、

『それじゃあ、時間が余ったので創造的活動について考えたいと思います。』

委員長はいつも明るいなぁ。そんなことを考えながら創造的活動の説明を聞く。

同じ金曜日担当の龍之介は発言が好きな子だから、きっと何か言ってくれるだろうと思っていると、さっそく龍之介が発言した。『読み聞かせがいいと思います!』

それ以外には意見が出なかった。図書委員会は陰気だといわれることが多いのは、こういったことからなのだろうか?ぼーっとしている間にいろいろなことが決まっていた。どうやら同じ曜日の人同士で本を放送で読み聞かせすることになったようだ。

金曜日担当は中学年の本? 委員長が尋ねる。東さんが、「やっぱ俺ら高学年にしていい?」といい、私たちは了承した。


本を決めることになり、龍之介と東 未来さんと集まった。「それじゃあ、本どうする?」東さんは明るくて、中性的な声をしていた。悪く言うと、ちゃらいタイプなのかもしれないな~[なんでもいいよ~]龍之介は軽く答えた。私は距離感がわからず、『あ、なんでもいいですよ』と答えた。本決め、かぁ。龍之介とはまぁまぁ仲がいい。りゅうの~と略して呼ぶ程度には。東さんと仲良くやっていけるのかな?不安に駆られながら、心の中で東さん、こんにちは。とつぶやき、本棚へ向かった。

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