桜の花が散るときに

星月りる

第1章 初めての委員会

始まりの図書委員会

『5-1の子たちはすごい!そういわれるように委員会の初めは、ちゃんと主張していってね!』

という先生の声が教室に響く。

委員会、楽しみだなぁ。と心の中で呟きながら、6時間目にある委員会の準備をする。ずっと昔から入りたい!と思っていた図書委員会に、入ることができたのだ。

『りうちゃん~委員会、頑張ろうね!私は環境委員会だけど、頑張るね!』

そう。私、星月 璃羽(ほしづき りう)の友達、葉咲 明依(はさき めい)ちゃんが話しかけてくる。うん、と小さく返事をして、同じ図書委員会の子たちと合流した。


『それじゃあ、前期図書委員会を始めます!』図書委員長の張り切った声が響く。

それに合わせ、軽く話しながら書記の6年生がホワイトボードにつらつらと文字を書く。

『まず、自己紹介をしたいと思います。』

『まず、私は図書委員長の6-2,軒 香織(のき かおり)です。よろしくお願いします。』『よろしくお願いします。』

『書記の6-2,東 未来(あずま みらい)です。よろしくお願いします。』『よろしくお願いします。』

                ・

                ・

                ・

『5-1,星月 璃羽(ほしづき りう)です。よろしくお願いします。』『よろしくお願いします。』

自己紹介が終わり、少し安堵しながら席に着く。全員の自己紹介が終わり、委員会ですることについて説明が始まった。『図書委員会では、常時活動 創造的活動の2つがあります。まず、今日は常時活動について決めたいと思います。』図書委員会のメンバーは、6年、7人。5年、6人です。それを踏まえて曜日決めをしたいと思います。

   月     火      水      木       金

------------------------------------------------------------------------------------------------|     |      |      |     |     |6年  | 

|     |      |      |     |     |    |

------------------------------------------------------------------------------------------------

|     |      |      |     |     | 5年  |

|     |      |      |     |     |    |

------------------------------------------------------------------------------------------------


まず、月曜日、やりたい人。

6年の委員長と副委員長、5年の男子が手を挙げた。

それじゃあ、火曜日。

6年の2人、男子と女子。5年からは女子が1人。

順調に決まっていく。ただ、私はいつ手を上げたらいいのだろうと迷い、最後まで手をあげなかった。

じゃあ、金曜日は、まだ決まってない5年の2人と未来でいいですか?

『はい』私が一緒にやることになったのは、枝村 龍之介(えだむら りゅうのすけ)だ。6年の、東、未来さんはどんな人なんだろう。


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