コントローラー
吐きすぎた嘘を隠すため
僕はまた嘘を重ねる
重みを失くした声
朝日がやけに目に刺さる
氷点下の暗い夜
震えながら火をつけて
過去も今も煙に巻く
擦り寄る猫を撫でながら
じわじわ心を腐らせる
無駄に強く握って
ぼんやりと液晶を眺めながら
真っ白なスケジュール帳
常にそばに置いたまま
人気のない公園で明日を想う
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