宝石箱

そういえば昔住んでた街に

80くらいのおじいちゃんが

一軒家を所有していたな

街の中でも有名な豪邸でさ

白い犬を2匹飼っていたかな


そういえば明日は大切な

会議がある日だっけか

そうだ思い出した冷蔵庫に

飲みかけのソーダがあった


雨の日の高速道路

夕暮れの商店街

どれもこれも容易く

手に入るものだったのに



昔住んでた街に行ってみよう

そこはきっと昔のまま何も

変わってないと思うから

あの広い豪邸の焼け跡は

いつまでも

いつまでも

いつまでも


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