世界観・人物設定など

○世界観

様々な呪いが確認されている。現在もっとも意識的に避けているものは、名に関する呪いで、大陸名であるリーノス以外の、人族の個人名や魔族の各種族名などは秘されている。

リーノスには、人族唯一の国[通称・王城]、各地に点在する神殿、各魔族の集落がある。人族は魔族よりも人口が少ない。

別大陸もあるが、現状は不明。

古の時代には神も暮らしていた、とされる。闘争以降は姿を見せていない為、世界にあまり干渉出来ないのではないか、と言われている。


○種族

人族……人間。魔力量や操作には個人差がある。

魔族……人族以外の様々な種の総称。人族よりも魔力操作に長けており、より高位の魔法を扱える。

魔獣……敵性生物の総称。理性を完全に失っている為か、個体差はあるが強い。数ヵ月に一度、統率の取れた大軍勢となって襲撃してくる。その際、何らかの影響を受けるのか普段よりも強い魔獣が多いとされる。


○神殿

リーノス大陸各地に存在。

王城に近いのがヒビキの降臨した主人無き神殿。大陸でも一、二を争う規模の神殿。


○王城

人族中心の国、中枢機関の集う城のこと。



人物設定


○加賀美ヒビキ 17、男、主人公

不運に好かれた少年。黒髪黒目の普通少年。

喧嘩好きな幼馴染み姉弟がいるが、自分の不幸の大半がこの二人にあると思っている。

現在、完全な非戦闘員であるが、異世界の地でどうなるのか不安と戦いながら常に現実逃避(という名の勉強)をしている。


○神田ミオ 18、女

ヒビキの幼馴染み。黒髪茶色目な美人さん。

狂人とも囁かれている、文武両道に生きる人。美人。

不幸体質なヒビキを気遣って構うのだが、当の本人からは不幸の元凶だと思われている。

自らヒビキの謎現象に飛び込み、気付いたら弟と二人で彼のいない王城にいた。


○神田ケイ 16、男

ヒビキの幼馴染み。黒髪茶色目な優等生スタイル(見た目と話し方だけ)。

姉と同じく狂人と囁かれているが、不本意な模様。

何だかんだで昔から態度の変わらないヒビキを兄のように慕っている。

ヒビキを探しに行く為、現在は異世界にて姉と二人で勇者教育なるものを真剣に受けている。


神殿関係者

○サリス 女 

○シリス 男、二十代前半くらい

神殿騎士。双子。

ヒビキの護衛兼世話係や指導役を担っている。

色素の薄い特殊な魔族でサリスが金、シリスが銀の色を持っている。


○グラシア 年齢不明、女

妖艶な容姿と色気のある魅惑の司教。

主人無き神殿で情報通として知られ、双子と共にヒビキの指導役である。

ダークグレイのウェーブがかった長髪に、赤い瞳を持つ魔族。


○アリシア 20、女

元王女、調整役。人族。

人族で一番、魔力操作の才能があり神聖魔法が扱える希少な存在。

ミオとケイの良き理解者であり、恩人と慕われている。

母譲りの白銀髪に、父譲りのローズ色の瞳を持つ、物腰柔らかな人物。

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