第4話 一段落のついた問題


小眞恥は凄く嬉しそうな足取りで、

湯船に向かう。


洗い終わったしはーいろっと♪

「よいしょ」

「ふんふんふふーん♪」


湯船からお湯が溢れ出る。

「ふぅーう」


※※※


「お風呂、ありがとうございました!」

「じゃあ次、俺入ってくるね」

「はいぃ」

落ち着いた雰囲気だなー。


※※※


服を脱いで俺は、お風呂場へ。


おっ、ふわふわなタオル使ってくれたんだな。良かった良かった。


よいしょ。


洗い終わったらすぐ湯船へ。

疲れた後のお風呂気持ちよ!


このまま寝てしまいそうだ。


キョロキョロと辺りを見渡して、すぐに緊張していることが分かる小眞恥。

その姿は、物珍しそうに部屋中を見回る。

飼ったばかりの猫のよう。


「ふぅーう」

そう言いながらお風呂場から出る。

気持ちよかったなー。


そうだった。

違和感。違和感しかない。

自分の家に家族でも友達でもない女の子がいるのが!

そこまで緊張はしないけど。

とりあえず頭や体を拭いて、服を着、

小眞恥の前に出る。


「小眞恥ー」

「はーい!なんですか?」

「大事な話を今からするから、よーく聞いとけよ?」

「はっ!はい!」


「俺、小眞恥を引き取ることにした」


「「・・・・・」」

2度目の体内時計が止まる瞬間。


「はい。知ってますよ。」

「えっ?なんで?」


「そのつもりでしたから」

「おまえー!」

「引き取られる気満々じゃねーか!!」

「あはっ!」

こうして俺は、押しかけ少女と一緒に暮らすこととなった。


※※※


「それじゃ、髪乾かして歯ー磨いて、寝るぞー。」

「歯ブラシまでありがとうございます!」

「おーう」


「じゃ。俺はソファで寝るから」


「いやいや、私がソファで」

「いやいや、お前が使えって」

「そもそも私が原因で、紫郎さんを疲れさせてしまっていますし」


「そりゃあ。まあ確かに。」


「私が勝手に押しかけて来たり、ご飯食べさしてもらったり、お風呂入らせてもらったり、色んな気を使ってもらってるんだから、

私が!ソファで!寝ます!」


「それだとお前が・・・」

「もぅー。埒が明かないです!」


「うーん?・・あれ?」


「どうした?」


「一緒に寝ればいいじゃないですか」


「あっ。その手があったか」


※※※


「じゃあ、どうぞ?」

「はい。失礼します」


「ていうか、一緒に寝るの恥じらいないんですね」


「妹が居るからそんな感じかな」

「妹が寝れない時とかね。一緒に寝てやった事とかもあったし」


「なるほどです」


「さっ電気消すぞ〜」

「はーいっ」


今日は色々ありすぎた。

まあ、小眞恥とも仲良くやっていけそうだから、大丈夫...かな??

小眞恥が言いたくない事は聞くつもりもないし、気長に関係を築いていったら良いかもな。それはそうと、もう寝よ。疲れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あとがきです。


どうも、まどうふです。

ここまではラブコメとはまた違った

ほのぼのとした雰囲気を展開してきましたが

ここから、ラブコメ要素が出てくると思います。

少しでも、ほのぼのするなーとか、面白いなーと、思ってくれたら嬉しいです!

もし良ければ、フォローと応援のほど

よろしくお願いします!


この小説はフィクションです。

実際の人物、団体、事件などには

一切関係ありません。

また、犯罪を推奨するものではありません。

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