第3話 少しの信頼と疲れ

「よいしょっと」

俺は椅子から立つと、両手を組みながら

上にあげ、ぐっっと伸びをした。


お風呂っ炊いときますかぁ。

フラフラとお風呂場に向かっていく紫郎。


湯船を一旦洗い流して、栓を入れ炊くと。

ピッ。


ソファ行こ。

そう思うと無意識にソファの方へ。

ボフッ。

紫郎はソファに倒れ込んでいった。

・・・・・・・・・・・・


トコトコと、小眞恥がトイレから帰ってくる。

はっ!やば!

小眞恥の足音がなかったら、そのまま寝てしまうとこだった。


ガチャ。

ホフッ。

小眞恥はトイレが終わり、

俺の隣に座ってきた。



ここは軽い話題でも振らないと。

この空気感をどうにかしたい。

「「・・・・・・」」


小眞恥って何歳なんだ?


つい疑問に思ってしまう。

体型は見るからに標準だし、身長も150cmぐらい。容姿は、まあ良い方だと思う。


「そういえば小眞恥、今何歳なんだ?」

「女の子に年齢を聞くなんて!」

「セクハラ!痴漢!変出者ー!」

部屋中に響き渡るように叫ぶ小眞恥。


「え?変質者?これは眠たいけど、助けに行かなky......」

寝てしまっている。


「おいおい。やめろ」

「近所の人に誤解されたらどうするんだ」

「それにどれも違うだろ」


「えへへ。すみません♪」

かわいいな。くそぉ。


「で、中学生か?」

「まだ小学校6年生です」


「年齢はいいんですか?」

「いいよ。もう!」

「あははは!」

ここぞとばかりにからかってくるな。こいつ。


「もう…お風呂炊けてあるから先入ってこいよ.......」


「いや、着替えがないので今日は…」

しまった。コンビニ行った時、ついでに

布団や着替えを買っておくべきだった。


「着替えなら俺の服で良ければ貸すよ」

「ありがとうございます!」


「それではお風呂入ってきますね」

「小眞恥がお風呂に入ってる間に着替えとバスタオル置いとくから、覗きなんて勘違いすんなよ」


「分かりました!」

「念の為覗かないでくださいね!と言っておきます!」

本当に分かったのか?


・・・布団引いとくか。

俺はソファで寝るし。


紫郎は布団を敷きながら、何歳か?

なんてそんな、話が広がらなさそうな話題はないのに。

よくここまで会話繋がったなぁー。


よしっ!これで大丈夫だろ。


シャンプー。・・これかな?

手でシャンプーを泡立てて、頭を洗っていた。


スマホでも見るか。

あっ充電がない。充電器どこだっけ。


おっと、あぶないあぶな.......・・ああっっ!!


・・・え?

今ドン!って音が聞こえたような?

大丈夫かな?


気にしても仕方ないし、洗い流そっと。


痛った。

こんな何もないところで転けるなんて。

思った以上に疲れてたんだな。


ふんふふーん♪


体洗うタオルはっと。

あれ?2種類ある。なんでだろ。


まさか・・・彼女用?!?


紫郎さん。彼女いたんだ...


そしてこのフワッフワなタオルをそぉーっと

手に取り、触ってみると・・・


いや、これ。・・新品だ。


コンビニ行った時、私用に買ってくれてたんだ…


そんな気遣いいいのに。


「ふふっ」

後でお礼言っとかないとね♪


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あとがきです


こんにちは。あるいは、こんばんは。

(とある人気作品風)

まどうふです。

少しでもほのぼのするなー。面白いなー。と

思ってくれたら嬉しいです!

よろしければフォローと応援のほど、

よろしくお願いします!


この小説はフィクションです。

実際の人物、団体、事件などには

一切関係ありません。

また、犯罪を推奨するものではありません。

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