第18話:満月の夜なのに姫が来ない

で、またもや満月の夜がやってきた。

でもその晩、いつまで経っても姫は俺の部屋に来ない。


「え?姫が来ないけど・・・どうしたんだ?」


来たら来たで、いつものようにエッチできないからって追い返すんだけど

来なきゃ来ないで、それはそれで気にかかるわけで・・・。


こんなことは、今まで初めてだったから俺はちょっと心配になった。

体の調子でも悪いのか?・・・それとも生理?


そこで俺の方から姫の部屋に行ってみた。


「姫・・・姫・・・入るぞ」


「俺はドアをそっと開けた」


「姫は何も言わないで、俺の方を振り向いた」


「ツッキー・・・」

「そこで何してるの?」


「何してるって・・・おまえが俺の部屋に来ないから、心配になって・・・」

「今夜は満月だぞ・・・」


「分かってるけど・・・私がツッキーの部屋に行ってもいつもみたいに

追い返されちゃうでしょ」


「私が18になるまでエッチはお預けなんでしょ」

「エッチもしてもらえないのに部屋に行っても悲しくなるだけだもん」


「そんなこと言われると・・・弱いんだよな」

「たしかにな・・・おまえが18になるまではな・・・」


「でも、もうすぐじゃないか?」


「まだ三ヶ月もあるよ、私のお誕生日まで」


「三ヶ月なんてあっと言う間だよ」


「待ってると長いの、三ヶ月って・・・」


「三年待てって言ってるんじゃないんだから・・・」

「う〜ん・・・よわったな・・・」

「エッチはしてやれないけど、一緒に寝てやることくらいはできるけど」


「ほんと?チューして、おっぱい揉んでくれる?」


「まあ・・・そのくらいなら・・・」


「それでもいい・・・それで少しは私の中のムラムラが解消されるから」


(え?ふつう逆じゃね・・・チューしたりおっぱい揉まれたりしたら

我慢できなくなるだろ・・・)


って、これは俺も我慢だなって思った。

だから俺は姫のベッドで、添い寝してやった。

姫は俺に体をぴったりくっつけてきた・・・そしたら姫が振り向いて

俺に吐息を吹きかけた。


甘ったる〜い、エロくて淫靡なフェロモン・・・。

それだけで俺の下半身は爆発しそうだった。


「それはマズいって・・・イっちゃいそうだよ」


そして俺に唇を求めてきた。

俺の脳からアドレナリンとドーパミンとセロトニンが出まくっていた。


長いチューだった。

顔じゅう、姫の唾とよだれだらけ・・・。


「ツッキー、おっぱい揉んで・・・」


俺は姫の求めるままにおっぱいを揉んだ。

あ〜なんて柔らかいんだ・・・それにこの温もり・・・

男がなんでおっぱいが好きなのか分かる気がする。


「ねえ、下も触っていいんだよ」


「いやいや・・・そこは最後の砦だろ・・・城壁を崩しちゃったら、

我慢してることが全部崩壊しちゃうだろ・・・」

「一気に、攻めていきそうになるから・・・それは今度の時まで取っとく」

「・・・我慢する」


「私、もう待てないよ・・・」


「待てなくっても、待つの」

「誘惑したってエッチはやらないからな」


「私たち、恋人同士でしょ」

「18までって待てないよ・・・ね、前倒ししようよ」


「エッチの前倒しなんて、聞いたことないわ」


「もうチューもしたしおっぱいも揉まれたし・・・」

「あとはツッキーが私の中に入ってくるだけだよ」


「まだダメだよ・・・その代わりハグしてやるから、それで我慢しろ」


俺は姫の後ろから、めいっぱいハグしてやった。


「そのまま、おっぱい触って・・・揉んで・・・」


(もう勘弁してくれ・・・目の前に究極のご馳走が並んでるのに

食えないんだぞ)


すると姫はパンツを脱ぎ始めた。


「やめろ・・・やめろって・・・脱ぐな」

「パンツは履いてろ・・・」


「見たくないの?」


「・・・そりゃ見たくないって言ったらウソになるけど・・・

あ〜いやいや、ダメダメ・・・」

「もう、まったく・・・」


「ほんとにさ、あと三ヶ月だから・・・な」

「いい子だから・・・待ってろ」


「分かった・・・しょうがないから待ってる」


実際のところ、俺だって我慢してるわけで、満月の夜じゃなくても

毎日エロくなってるよ・・・自分でなんとか処理してるけど、それも

限界があるって・・・。


姫の言ったとおり三ヶ月ってやっぱり長いよなって思った。


つづく。

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