第3話 後輩は急にドキドキさせにくる

「ていうか先輩、今日クリスマスイブですけど、なんか予定ないんですか?」


 ぎくっ。今私が1番聞かれたくないこと。


「まあ……ね。予定があったらここにいるわけ……?」


「そうなんですか、意外です。彼氏とかいそうなのに」


「い、いるとでも?!!」


 私は動揺が抑えられなかった。勢いでお茶を倒してしまう。


「そんなに動揺しないでください先輩(笑)」


「だって……彼氏とかいたことないよ?」


「じゃあ……俺が先輩の初めての彼氏になります」


 は、はぁぁぁぁぁ?!!

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