第04話 同じようで違う宙見上げる
木偶の棒故に気づけないこと
年下彼女さんは無類のイケメン好きで知られる。
今秋のドラマは山崎賢人、吉沢亮、岡田将生、平野紫耀と
イケメン四天王が揃い踏み。
ヨダレをじゅるじゅる言わせながら
TVの前に正座していると言う。
彼女さんは、投薬の調整が変わって、生活リズムが元来とは違うと聞いている。
確か、就寝時の薬が夕方に回ったので、
仄かな安心感に包まれながら消灯している、とか。
ここら辺にアカシア病院の主治医の腕前の見事さを垣間見る。
※アカシア病院については、別の物語で詳述したい。
ここまで語って、僕も投薬の時間であることを思い出す。
病んでるタール人、僕自身も現代病に悩む一人の人間だ。
12月25日 クリスマス当日。
突然、カクヨムWeb小説コンテスト長編部門に
電撃復帰することを決意して、書斎活動が慌ただしくなる。
文字カウンタは12,000文字前後
昨日1日でおよそ5,000文字の加筆。
いつかも語ったように
スタート時から50,000文字のアドバンテージ
ありきの参戦なので、しっかり書き切れば
丁度規定文字に到達、位の青写真で。
※彼女さんがファインダーから見切れている。話題を変えないと。
彼氏くんと彼女さんは、先日の宣言通り、
逢引きすること無く別々の宙を見上げている。
「何が何でも、今、君に逢いたいんだ!」
って、言っておけば状況は変わったのに。
正確には彼女さんの胸三寸だけど
強引さって言うか、俺じゃなきゃダメだろ! って
要所要所で言えない彼氏は、いつか見限られると思う。
「寒いから、クリスマスに逢うのはよそう」
彼女さんは言い放ったが、今日は比較的過ごし易い気候。
当日に成る前にキャンセル権行使するから可笑しな破目になる。
年下彼女の逆襲! 木偶の棒は寒気に凍れ!
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