第一章⑫『風に晴れし空』
「う、んん…………」
どうやら僕は、またしても気を失っていたらしい。目の前で眩い光を浴びたからか、目の奥の方がジンジンと痛むような感覚が残っている。その痛みのせいで、僕は、なかなか目を開けることが出来ずにいた。
でも、この鈍い痛みがあるということは、きっとさっき起きた出来事が夢じゃなかったって事だ。僕は
「…………ん?」
あれ……? なんか、手の感触がどこかリアルというか……まだハナコが僕の手を握っているような?
いや、そもそもハナコが僕の横に居たのは、あそこが深層世界の中だったからだ。もし今僕が現実世界に引き戻されているのだとしたら、ハナコはもう側には居ないはずだし、それに、この感触は掌とは違うような気がする。何というかこう、もっと柔らかくて、ハリがあって、それでいてスベスベしている……。後、どこかフローラルな感じのいい香りも漂っていて、文字通りの夢見心地というか……もっとこうしていたいというか……。
「……ハッ!!?」
その時、僕の脳内に電流が走った。研ぎ澄まされた五感から伝わる情報が瞬時に頭の中で再構築され、ある結論を導き出す。
……この状況、ひょっとしてラッキースケベ的な何かなのではないか、と。
ガバッ! と勢いよく起き上がる。目の前には地面に倒れて気を失っている
そして何よりも……地面についている方とは別の手の行方がマズかった。あのフニフニとした柔らかい感触はなんと、
まとめると、僕は
「───うわあああぁぁぁっ!!?」
ズザザザァッ! と、慌てて
『ほう……目を覚ましてから一瞬で状況を理解するとは。 流石だね、
「……うげっ!?」
……まずい、一人目撃者が居たみたいだ。
含み笑いの込もった嫌味ったらしい声が、脳内に響く。ハナコの姿は、もう隣にはない。深層世界に入る前と同じように、遠くから僕に声を送っているようだ。彼女は、
『ハナコっ! なんでもっと早くに起こしてくれなかったんだよ!?』
『うん? 意識の戻ってない状態の君にいくら声をかけても無駄だろう? それに、君たちは最初からその体勢で倒れていたんだから、いくら早く起こしたところで結果は同じさ』
『だからって……! ……え?』
すぐさま抗議しようとする僕だったが、ハナコのある言葉が引っ掛かって、その勢いを失ってしまう。
最初から……? それってもしかして、僕は光に包まれて意識を失ったその瞬間から、ずっと
『あぁ、最初からずっとだよ。 現実の時間にして、かれこれ三十分くらいじゃないか?』
『まじかぁぁぁぁぁ…………』
ハナコの口から容赦なく告げられる真実に、僕は愕然とするしかなかった。いくら不可抗力とはいえ、これは……。 ハナコ以外の目撃者が居なかったから、辛うじて"ちょっとしたラッキースケベ"みたいな感じで済んだけど、もしも倒れて気絶している最中に誰かに見つかってたりしたら、そりゃもう退学沙汰だ。転校二日目で退学とか、本当にシャレにならない。
『大丈夫。 君らが倒れてる間は、誰もここに来ていない』
『そうなの……? なら良いけど……いや良くないけど!』
『まぁ別に良いんじゃないか? 結果的に、自分だけがおいしい思いを出来たんだから。 ……初めて触れる女の子の感触はどうだった?』
『この……他人事だと思って馬鹿にしてっ……! てか、"初めて"って決めつけるなこの野郎っ!!』
ウガーッ! といった感じで抗議するが、そもそもさっきからずっと脳内で会話が繰り広げられているため、ほとんど声を発していない僕である。
と、そんな具合に頭の中でギャーギャー騒いでいた時だった。
「う、ううん…………」
「っ!
「
肩をトントンと叩きながら呼びかけるが、返事はない。念のため、呼吸があるかどうかを確認してみたが、そこは大丈夫だった。
「……保健室に運んだ方が良い、よな」
なかなか目を覚ます気配がない彼女の顔を覗き込みながら、そう呟く。万が一ってこともあるし、そもそも、こんな所にずっと彼女を放置しておく訳にもいかない。ふと思い出して、ズボンのポケットからスマホを取り出す。現在時刻は九時ちょうど。一時間目の授業は、もう半分を過ぎていることだろう。
意を決した僕は、
***
『……保健室の場所が分からないなら、最初にそう言えば良いのに。 つくづく馬鹿だな、君は』
『うるさいっ……! ……てか、ハナコは僕の心中会話まで読み取れるんだよね? だったら、僕が保健室の場所知らないって分かってたんじゃないの? それで敢えて黙ってた、って事じゃないの!?』
『そこに気づくとは……天才だね』
『なんて性格の悪い……!』
あれから僕は、
そんなこんなで僕は今、保健室の入り口近くにある丸椅子に座って待機している。保健室担当の
「……お待たせ。 見た感じだと、君の言うとおり、ただ気を失っているだけみたいだね。 しばらく安静にしていれば、すぐに目を覚ますだろう」
「はい、ありがとうございます!」
先生のその一言で、スッと肩の荷が下りた気がした。僕の
「後のことは、私に任せてくれれば良い。 ……ところで、君は教室に戻らなくて大丈夫なのか?」
「…………あっ」
『教室』というワードを聞いた瞬間、僕の身体からサァーッと血の気が引いていくのが感じられた。そうだ……
(どうしよう……なんて説明すれば良いんだ……)
『……こればかりは、流石に私でもフォローしきれないかもしれないな。 精神的ダメージはおろか、肉体的ダメージも多少は覚悟しておいた方が良い』
『そ、そんなぁ……』
軟弱キャラのようなセリフを吐きながら、静かにため息をつく。しかし、いつまでも保健室に居座る訳にもいかないし、いずれクラスメイトと顔を合わせなければならない時は来るのだから、これはもう逃れようがない。「どうかしたのかい?」と不思議そうに尋ねる草影先生に、なんでもないですよ、と愛想笑いで対応し、渋々席を立つ。腰と足がどこか重く感じるのは、
「じゃあ……失礼しました」
そう言ってお辞儀をし、ガチャッ、と保健室の扉を開いた。
「───随分帰りが遅いと思ったら、こんな所に居たんですね、
「え……き、
扉を開けた瞬間、僕の目に飛び込んできたのは、氷のように冷たい視線で僕を睨む
「一時間目の授業を無断で欠席した件は勿論……貴方には、それよりも重大な問題について謝罪をする義務がありますよね」
「
「
「
「皆、待って……! 違うんだよ、これは……」
皆の視線が一斉に突き刺さる。しん、と張り詰めた空気が僕たちを包んでいるようだった。僕の膝はガクガクと小刻みに震え、上手く息を吸うことさえままならない状態になりつつあった。
「か……
「んな事ぁ見りゃ分かんだよ! 俺たちが聞きてェのは、何で
「ごめん……ごめん、なさい…………」
今になって、ようやく気づかされた。僕は
頭の中はもう真っ白だった。口から漏れ出る息に覇気はなく、視界すら虚ろになってくる。考えが、何一つまとまらなかった。
『おい、気を……に持て! 君が…………と、皆を……い……的が…………だぞ!』
脳内で、ハナコが何か叫んでいる。しかし、その声はノイズ混じりで響き、ほとんど聞き取れない。次第に、目の前で響く怒号すらも遠い音のように感じ始めた。……そうして、僕までもが気を失って倒れるようなオチだったら良かったのかもしれない。けど、僕の意識は、急に僕の両肩をガシッと掴んだ
「貴方は、どうして
「ぅ、あ…………」
僕は、悪いことをしてしまったのかな? 頼みの綱であったはずの僕の信念が、音を立てて崩れていく。
……そうだ。このクラスに災いをもたらしてしまったのは紛れもない僕だ。そして、
僕が責任を追及されるのも当然だ。
僕が皆から非難されるのも当然だ。
僕は………僕は………………
「………………僕は、最低最悪の人間だ……」
「───そんな事ないよ。
えっ……と、掠れた声が漏れる。非難轟々の僕を、唯一擁護してくれたその声は、僕の真後ろから聞こえてきたものだった。
すぐに、ガチャ、という音が聞こえる。振り返ると、そこには目に涙をいっぱい浮かべた
「そんな風に自分を責めないでよ。 キミは私のこと救ってくれたのに、キミがそんなじゃ私、浮かばれないよ」
彼女は困ったような笑みを浮かべながら、茫然として立ち尽くす僕の手をぎゅっと強く握った。ただそれだけのことなのに、何故だろう? 心にスーッと正気が戻っていくような、そんな心地よい感覚が僕を包んでいた。温かい……そう表現するべきだろうか。さっきまで浴びていた罵詈雑言を投石に例えるなら、今のこの感覚はまさに、自然の風を浴びているような心地だ。いつの間にか動悸は収まり、膝の震えも止まっていた。
『……なるほど。 彼女の
『え?』
不意に聞こえたハナコの声。その言葉に釣られて
『全く、世話の焼ける……。 君はもう少し、気を強く持つ練習をした方が良いんじゃないか?』
『ハナコ……ごめんね、心配かけて。 ありがとう』
『お礼なら私じゃなくて、目の前にいる彼女に言ってあげなよ』
そう言って、ハナコは顎を使って
先程まで僕に罵声を浴びせ続けていたクラスメイト達は、
「か、
彼女のその一言で、後ろにいたクラスメイト達も、火がついたかのように次々と
「……私ね、皆に嘘ついてたんだ」
「え……?」
真っ直ぐにクラスメイト達と対峙する
「昨日のさ、昼休みの事……実は私、まだちょびっとだけ怒ってるんだよね。 クラスの皆が、寄って集って私のことをバカにしてるみたいで、その……どこにも自分の味方が居ないような気分になって……正直、腹立たしい以前に、怖かった」
クラスメイト達は、苦虫を噛み潰したような顔で押し黙り、
「……でもね。 えっと……私は皆に対して怒ってただけじゃなくて、自分にも怒ってたの。 今までずっと、私は能天気な陽キャで通してきたからさ。 私が感情を表に出したら、皆に迷惑がかかる。 だから、どんな時も、何があっても、絶対に笑っていよう。
……そう心に決めてたのに、怒っちゃったの。 皆に対して怒鳴り声あげちゃった。 ……私は、自分を許せなかった」
「
「私が教室を飛び出した後、暫くして、また戻ってきたでしょ? あの時にはもう、私はすっかり元に戻ってたんだ。 ……今までの、感情を押し殺す私に」
「そんな……じゃあ、
「うん。 ……あの時は、バッチリ心が死んじゃってたんだと思う。 昨日の記憶も、なんとなく朧気だしね。
……でも、それで良いと思った。 皆に迷惑かけるぐらいなら、初めから感情なんか無くしちゃった方が良いって、そう思った。 ……でもね」
そこで
「そんな私に気づいて、ハッキリと"NO"を突きつけてくれたのが、
いきなり
(もしかして、不安なのか……?)
毅然と振る舞う彼女からは想像もつかないが、彼女の心は不安で押し潰されそうになっているみたいだった。……いや、感情を表に出さないことに長けている彼女にとっては、それくらい容易なのかもしれない。でも、
なら、彼女のために、僕に出来ることは……!
───パシッ。
「え……?
僕は、
「大丈夫……ゆっくりで良い。 ゆっくり、少しずつ……自分の言葉で話せば大丈夫だから」
「……うん。 ありがと」
コクリ、と小さく頷いた
「
「うん……え? 説教?」
「へ? あぁ、ごめんごめん。 何て言えば良いのかな……教え諭してくれた、って感じかな?」
「それもうほとんど"説教"って意味だよね……」
クソッ……脳内でハナコがクスクスと小さく笑っているのが聞こえる……。でも、今は真面目な雰囲気なんだし、グッと堪える僕である。
「
そう言って、
「あの日、急に怒って怒鳴っちゃったり、いきなり教室を飛び出しちゃったり……それで、皆を不安にさせちゃったことについては、私に非があると思う。 だから、ごめんなさい!
……でもね、あれが本当の私なの。 怒ったり、泣いたり、笑わなかったりする私も、ちゃんと"私"なの。 理解はしなくて良い……けど、知っていて欲しい」
「
「それと、もう一つだけ。 ……
きっと、皆にも届いているだろう。
数秒の沈黙の後、
「───はい! 真面目な話はこれでおしまいっ!
私は、こうやって笑ってる方が自然体だからさ、これからもこのテンションで営業させて頂きますんでヨロシクゥ! ……ただ、泣きたい時には泣くし、怒る時には怒るから、それもよろしくお願いいたしまーすねっ♪」
え……という拍子抜けしたようなクラスメイト達の顔。シリアスな場の空気は、その空気を作った帳本人によって崩された。でも、彼女のその笑顔は今まで通りの……作り物じゃない、彼女の本来の笑顔だ。
「…………あはっ」
その笑顔に、その空気に……安心して思わず笑いが込み上げてきてしまう。強張っていた全身の筋肉が、緊張が、ストンと抜け落ちたみたいに無くなったからだ。
「え!? ちょっと
「あははっ! ご、ごめん、なんだか可笑しくて……!」
「全くもぉ~……ふふっ」
しまいには、
……そんな僕たちの様子を見ていたクラスメイトの中からも、
「……はははっ、何だよ急に笑い出しやがって!」
「もぉ~台無しじゃん! ……でも、何かちょっとホッとしたかも!」
「良かった……これでホントのホントに一件落着だね!」
明るい声がポツポツと聞こえてくる。もう、クラスの皆を包んでいた険悪なムードは消え去った。転校当初に見た、明るい一年二組が戻ってきた。そう感じて、僕はなお一層嬉しくなった。保健室の前の廊下で、クラスメイト全員が揃って笑い合う。そんな、端から見れば異様に感じるかもしれないそんな光景。その中で僕は、この上ない満足感と幸福感に包まれながら笑いあっていた。
***
「──ら、彼女の『
校舎の屋上に寝そべり、風に髪を靡かせながら、彼は心底つまらなさそうに呟いた。彼が身体を僅かに傾けると、その視線はちょうど、保健室の前の廊下に位置する窓にぶつかる。彼はそうして、保健室の前に群がる一年二組の生徒たちを気だるげに見下ろしていた。
「ま、今回のゲームは俺の負けってことにしておこう。 まだまだ猶予はあるし、バカみたいに悩んで苦しみそうなカモは、此処には大勢いるからね」
そう言って彼は、オレンジ色のペンダントを揺らしながらスクッと立ち上がる。それと同時に、一瞬強く吹き上げた風が、屋上の隅にあった花束の花弁を散らした。クシャリ、と音を立てながら、花束ごとその花弁を踏み潰して立ち上がる彼。その視線は真っ直ぐに保健室の方へと向けられて、そこにいた生徒の中の一人を───
「さぁ……君はどこまでやれるかな?
力なく開かれたその瞳は酷く濁っていて、同時にこれ以上ないほど霞んでいた。
彼の仕掛けるゲームは、まだ始まったばかりだった。
***
「……全く、能天気にも程があります。 でも、私たちは
皆が笑い合う中で一人、伏し目がちにボソリとそう呟く
「つーばきちゃん! そんなに落ち込まないで。
……私知ってるよ、椿ちゃんがクラスの皆を引っ張って、私に謝ろうとしてくれてたこと。 それに、今ここに皆が集まってるのも、椿ちゃんや皆が私のことを心配してくれてたからでしょ? ……その気持ちは、本当に本当に嬉しい! だから、ありがとっ!」
「っ……!」
ニコッと笑いかける
「貴女には敵いませんね……。 ……ありがとうございます、
鎧に覆われた
「
「……はひっ!?」
突然、図太い声で僕の名前が呼ばれる。ビックリしながら振り返ると、そこには神妙な面持ちの
「
「は……ええ!?」
「俺は……お前にとんでもなくひでぇ事を言っちまった。 お前の言い分を理解しようともせず……お前に手をあげたりもしちまった。 それは、俺が
「そんな事できないよ。
「駄目だ! それじゃ俺の気が治まらねェ! 俺には俺なりのケジメのつけ方ってモンがあんだ!」
どこぞの古いヤクザみたいだな……と内心で思いつつ、どう対処すれば良いものか分からずに困ってしまう。まさか本当に殴る訳にはいかないし、どうしよう……? そう悩んでいた時だった。
「必殺! ニャガシャカストレートチョオオップ! えいやーっ!」
「ぐおっ!? 何を……って、
「んっふふー。
「そんな気負わなくって大丈夫なのにぃ~。
「は!? いや、違、俺は別にそんなつもりじゃ……!」
「あははっ、照れなくても良いじゃん! お主も可愛い奴よのぉ~♪ ……ありがとね、
「っ! お、おぅ……」
赤くなった顔をポリポリ掻きながら、
とにかく、皆落ち着いたみたいで良かった。一時はどうなる事かと思ったけど、最終的には、クラスメイト皆に笑顔が戻っていた。やっぱり、一年二組には笑顔が似合う。
『
ハナコも、
「……そうだね。
「へぁっ!?」
突如、変な声を上げて飛び上がる
「け、
「いや、ごめん! 今のはその、心の声が……」
「心の声って何!? 余計恥ずいんだけど!」
『全く……相変わらず君は爪が甘いね。 そろそろ会話のやり方には慣れた頃だと思っていたのに』
『うぅ……返す言葉もない……』
『……でもまぁ、今回はよくやってくれた。 初めてにしては上出来だったよ。 ありがとう』
『え……』
ハナコに珍しく誉められたのでキョトンとしていると、ハナコはコホン、と軽く咳払いをして、改まった口調でこう言った。
『……深層世界での出来事やその前後の記憶は本来、彼女の頭の中から消えるはずなんだ。 が、現に彼女は、君に救われたという事実をちゃんと覚えている。 君が深層世界で、彼女の
『そ、そうなんだ……』
『
……だが、これは氷山の一角だ。 葉後高校には、まだ
ハナコの真っ直ぐな言葉が脳内に響く。目の前には、二組のクラスメイト達の笑顔が溢れていた。笑い合ったり、はしゃぎ合ったりする仲間たちの喧騒は、不思議と気分を穏やかにさせた。そんな光景を見ていれば、答えなんて自ずと決まってしまう。足元に目をやると、僕の
『勿論やるよ。
『あぁ、頼んだよ。
ギュッ、と首から下げたペンダントを握りしめながら強く決意する僕。これから先、どんな苦労が待ち受けているかは分からない。……けど、必ずやり遂げてみせる。そんな強い思いを胸に秘めながら、僕は皆と一緒に教室へと帰るのであった。
第一章 完
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます