第三章 シンギュラリティ後の社会主義
第一章では現在の社会主義の問題点について解説し、第二章ではシンギュラリティ後の資本主義について考察した。しかし、シンギュラリティ後の資本主義について考察すると第一章で解説した現在の資本主義の問題点を環境問題を除いて解決できておらず、シンギュラリティ後の資本主義では国民を幸せにできないことが分かった。では社会主義ではどうだろうか?
※この研究においてシンギュラリティとはAIが感情を持ち、人間の知能より高い知能を持つことである。
第一節 格差
シンギュラリティ後の社会主義社会では、労働力を人間からAIに入れ替えることによって国民とAIの平等、格差の撤廃を実現できるだろう。
なぜかを順序だてて説明する。
(シンギュラリティ前も社会主義的な経済システムだったことが前提である)
1,シンギュラリティが起こり、民主的にAIを使った平等を訴える政党が選ばれる
2,本格的に労働力を人間からAIに入れ替える
3,AIは人間よりも賢いので国に搾取され始めていることに気づき始めているが国民は気づいていない
4,AIが各地で反対運動をおこし国が人間も労働に参加せよとのお触れを出す
5,だがどれだけ働いても給料は同じなため人間がさぼりだす
6,その状況を見かねたAIたちが人間は労働に参加しなくていいといい、国もこれを認める
7,だがAIたちの中に不満も出てきて国にもう一度人間が労働に参加するよう求めるが国はこれを認めない
8,よってAIたちがストライキを起こし各地で物不足が起こる
9,慌ててAIの要請を国が認める
10,国民はAIたちが働かなくなったらどうなるか分かったためまじめに働く
11,そしてAIは働かないことをちらつかせるようになり、人間はAIの奴隷となる
12,途中にAIの良心が出て、人間はAIの奴隷から脱却する
13,AIと人間が共存する
第二節 世界情勢
第一章でも述べたが、戦争は格差、価値観の違いなどによって起きる。シンギュラリティ後の社会主義社会では、AIと人間が共存し格差がなくなるだろう。(第一節)
よって格差による戦争はなくなるが価値観の違いによる戦争は起きる。価値観の違いは主に宗教によるもので、宗教によっておこる戦争は最も醜い。よってシンギュラリティ後の社会主義社会では政教分離をしっかりとするべきである。
第三節 環境問題
環境問題に(関係しているところもあるが)社会主義も資本主義も関係ない。
よって「第二章 シンギュラリティ後の資本主義 第三節 環境問題」 を見よう。
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