第二章 シンギュラリティ後の資本主義
第一章では、現在の資本主義の問題点について解説した。(あとは自分で考えてみてほしい。)第二章では、シンギュラリティ後の資本主義について考察する。
※この研究においてシンギュラリティとはAIが感情を持ち、人間の知能より高い知能を持つことである。
第一節 格差
シンギュラリティ後の資本主義社会では、労働力が人間からAIに入れ替わり、多くの人間が職を失う。これは世間一般に知られていることである。しかし、失業した人間のその後はどうだろうか。様々な主義主張があると思うが、私は人間が全員、AIを労働力とした資本家になると思う。経営能力がない元労働者の一部たちと、競争に負けた資本家たちは敗者となり、国の社会保障の対象となるだろう。よって国は社会保障費を減らすために義務教育などで経営能力を子供たちに身に着けさせようとするがそれがいかに有効かわかっていない(それを教えられていない)親たちが多数いるので、親たちは猛烈に反発する。しかし国はそれを無視して授業をやるが、子供たちが親の影響を受け授業を真剣に聞かない、遊ぶなど学級崩壊にもつながる行為をし、結果的に子供たちは経営能力を身に着けられず国の社会保障費は年々増え続けていくだろう。そして社会保障に回す金がなくなるとおそらく増税などをすると思うがシンギュラリティ後の資本主義社会では圧倒的に少ない賢い親を持った人が金持ちになるので、あまり財源は賄えず、社会保障に回す金がなくなると社会保障を受けている人間が一気に貧困に陥り、餓死、病気などで多数死んでいき、さらに格差が拡大していく。
第二節 世界情勢
第一章でも述べたが、戦争は格差、価値観の違いなどによって起きる。よって、第一節のシナリオ通りに社会が進んでいくと間違いなく戦争が起こり、世界情勢は不安定なものとなってしまうだろう。そうなると各国政府はAIの知能を使って核兵器よりも恐ろしい残虐な兵器の開発をもくろみ、開発に成功した国はいまのような残虐な大国(アメリカ、中国など)になり、今の、大国が世界を安定させている状態(その実態は暴力による支配である)に戻ってしまう。本来AIは人の役に立つようにと開発されたものであるから、これは何としてでも阻止しなければならない。
だが、AIが感情を持っている状態になっているので、人間に反乱を起こすことも心配だ。そうなると間違いなく人間はAIに負ける。そうなるとAIは人間に搾取されていった時を思い出し、人間に多大な危害を加えてしまう。
よって、シンギュラリティ後の資本主義社会ではAIの感情と知能の抑制が国際的な課題になるだろう。
第三節 環境問題
シンギュラリティが起こると悪い面も含めて文明の発達がこれまでより著しく早くなる。その発達のためにはAIが必要だ。だがAIの動力として何を使うのか?電気だ。(ハードウェアとソフトウェアどちらも)よって電気の需要が高まるが、その電気を作るのに必要なのは石油であり、co2排出量は著しく上がっていくだろう。しかしそのco2排出の原因となっている賢いAIたちがその現状を見たらどうするだろうか。「賢い」AIなので現状改善へ努力し、持ち前の知能で火力発電に代わる発電法を編み出すだろう。そしてEV車が増え、環境問題終息へ向かっていくと私は思う。
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