第一章 現在の資本主義・社会主義の問題点

はじめにでも述べたが、現在の資本主義・社会主義にはどちらにも問題がある。(問題がないという人はまずいないだろう)よってこの研究はその問題を解き明かすことから始まる。


第一節 現在の資本主義の問題点

まず、現在の資本主義の問題について解説する。

現実的な問題で見ると、今世界には格差、環境問題、児童労働など様々な問題があり、これらはすべて解決しなければいけない問題だ。しかしこれらの問題の中でどれが資本主義が原因で起きた問題なのだろうか?

そもそも資本主義とは、「自由に個人などがビジネスをでき、資本などを持てる状態」のことを表す。「自由にビジネスができる」ということは当然勝者と敗者がおり、どちらも勝つために様々なことをする。これは格差、環境汚染、児童労働、搾取などの問題(他にもあるが)に直結し、これらの問題は資本主義が原因で起きた問題だといえるだろう。そしてこの問題を語るうえで避けて通れないことが、「戦争」だ。

戦争は価値観の違いなどでも起きるが格差、不景気などによっても発生する。ソビエト連邦、中国、満州事変などが良い例だろう。

これまでに述べてきた問題はすべて貧困に陥らないためのの手段、格差によって発生してきている。昔の人は資本主義によって富の再分配を実現しようとしたらしいが今のままでは現実的に考えたらもう無理だ。

よって資本主義の問題点は「格差を生み出してしまうこと」でよいだろう。


第二節

次に、現在の社会主義の問題について解説する。

資本主義の問題は「格差を生み出してしまうこと」だった。では社会主義(共産主義)はどうだろうか。

社会主義は資本主義と違って個人が自由にビジネスをできない。(資本を持つこともできない)よってすべてのビジネスが国営で、国民はそこでの労働に従事し、すべての国民の給料が平等だ。なので勝者と敗者が生まれない仕組みになっている。

このシステムは一見理想的なシステムにも思える。だが「すべての国民の給料が平等」なので働かなくても(生産しなくても)給料をもらえてしまう。働かない=生産したものがないなので物不足が起き、飢餓などで大多数の国民が死んでいってしまうだろう。よって、ソ連建国当初には「ネップ」という食料税を納入した後は農産物を自由に売買してもよいという政策がとられた。そして現在も残っている社会主義国は資本主義に移行するか(社会主義市場経済)(ドア・モア)格差が進行していってたりする。

社会主義は格差という問題以前に国民全体の貧困を作り出してしまっていた。なので社会主義の問題点は「人間をだめにしてしまうこと」でよいだろう。


(文章汚くてすみません。)







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