第3話
アホまっつん日記③
どうしよう・・・
呼び出し音が鳴る間、ずっとドキドキして激しい鼓動は鳴り止まない。
5〜6回鳴らしても出なかったので、とりあえず着信だけ残し、電話を切った。
バイトに行く時間になり・・・
携帯を気にしつつも、
バイトに専念した。
・・・バイトが終わったのは夜中の12時をとっくに回った深夜。
一応着信の確認っと・・・
「着信なし」
・・・やっぱり。
ちょっと期待してたから少し寂しい。
一瞬で恋をし、沸いた途端に氷水で冷まされたかのような感じ・・・
瞬間湯沸かし器のよう。
ジワジワと冷めざるを得ない感覚
あれ以来、知らない番号からの着信は鳴らなかった。
8月15日、いつもと変わらず、仕事してバイトに明け暮れる生活を送っていると、
携帯が鳴った。
また知らない番号。
!?
もしや?
今度こそは!
急いで電話にでてみた。
私 「もし‥もし・・・」
男 「あ、出た。」
私 「はぃ?」
男 「俺。 ・・・覚えとる?」
電話の相手はヨシオだった。
久しぶりに聞くあの声。
アタシは一瞬で顔が赤くなり、耳は熱くなるし、心臓は飛び出さんばかりの鼓動を打つ・・・
(当然目の前にいるわけじゃないんだけどこの時の私は妙にかしこまってましたアハハ)
しかし、
自称サーファーからならまだしも、何でヨシオがかけてくんのよ
突然すぎてビックリするじゃない
・・・でもウレシイ
と、心の中で叫びながら
落ち着きを装って返事をしてみる・・・(〃▽〃)
私 「あ‥はい。わ、分かります」
フッ┓( ̄∇ ̄;)┏
今はこんなに面の皮も厚くなり、化粧も心なしか・・・
料理の時に油がはねても「キャー熱いィィ(>_<)」と騒ぐこともなく
「アチッ( ̄0 ̄;」
だけで済むし・・・
年月というものは
恐ろしいものです
その後、ヨシオとはあまりの恥ずかしさに何を話したのか覚えていない
きっと、タワイモナイ話し。
でも……
電話の最後に、海に行く約束をした。
8月18日
場所は天草リップルランド
(この時期クラゲが出とるっちゅーねん)
お互いの事、まだ知らないのに・・・
開放的な夏はやっぱすごいね
青い空、青い海、若い二人・・・
今でいう
『ちょいマッチョ』のヨシオに もぅメロメロ(▽)な私。
でも・・・今頃、普通にオッサン体型にでもなってたりして
そんなの、お互い様よねッ
ワタシも文句言えないわ~(-。-)y-゚゚゚
世間様は“痩せてるより肉がついてる方が魅力的よ~”と言うけれど、
その肉の量に問題アリだわよ((( ̄へ ̄!)
今や世の中は、ハイブリット志向じゃない?
だから私も低燃費に改造しよ!と思ってるんだが、燃料タンクの搭載量は変わらないまま
・・・それが、ナニか
( ̄◇ ̄;)ヤッテルワ
あらあら、脱線しちゃったわね
ゴメンナサイだわ
午前中思いっきり海で遊び昼過ぎ、海から上がった二人はシャワー室へ・・・
事件が起きた!
そう。シャワールームで。
え"ぇぇぇ
何で入ってくんの
シャワー室に入ろうとする私の腕を掴み一緒に入ってきたヨシオ。
出会って二回目…
こんなのアリなのか・・・
一瞬にして赤面( ̄∇ ̄;)?
イマオモエバ青ざめてたかも(爆)
あたふたO(><;)(;><)Oしている私。
そんなのお構いなしに海パンを脱ぎ始めるヨシオ。
(お前目の槍どころに困るだろ)
ヨシオ:「早く脱げば?」
(オイオイ(^_^;)いくらなんでもサッサと脱げまてん)
私 「恥ずかしいから、脱げない・・・」
ヨシオ: 「脱がしてやろうか」
私 「イヤ、困る」
ヨシオ「ヾ(@゜▽゜@)ノ」
私 「何で入ってきたの?」
ヨシオ:「時間短縮!」
(時間短縮て・・・)
私 「意味ワカラン」
シャワー室の外は順番待ちの長蛇の列。
‥今すぐシャワー室をでるわけにもいかず・・・
とうとう・・・
・・・脱ぎました
お互いの体中についてる砂や海水を洗い流して・・・
後は覚えていません
私・・・
遊ばれてる・・・
一目惚れだからと・・・
簡単に誘いにのってはいけません
でも・・・
好きだから・ ・ ・
ヨシオのことが
トゥ キ ダ カ ラ ~
(某、韓流スター風に)
ナンテおバカな私。
・・・つづく
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