第2話

アホまっつん日記②


取り急ぎ日記を進めてみました。

_______________________


一目惚れ

7月7日、一目惚れした彼(ヨシオ)は友達二人と来ていて、

うち一人は、ここの常連デスと言わんばかり。


女子への声掛けもとても慣れた様子。

しかし、まぁ

この男ったら、まぁよく喋る男で


『俺、サーファーなんだぁ』


と何度も繰り返した。


波がどーとか、こーとか・・・

週末は波乗りジョニーだとか

やたら自慢してた


イラッ(-_-;)・・・


自慢話にボキャブラリーもなく、ただ五月蠅いだけの彼に愛想つかしていたら

ヨシオがタイミングよくツッコミ入れてくる。

ナイスな男だぁ。


一瞬にしてその場に笑いが増す。


先ほどまで落ち込んでいたミカもケラケラと笑う。


そんなヨシオにますます興味がわく私。


ヨシオの

声のトーン

少し笑った時の優しい瞳

隣でタバコ吸ってても煙く感じさせない気遣い

どことなく落ち着いた感じの喋り方


何時までもヨシオの声を聞いていたい!

どんどんヨシオに惹かれていく私。


別れ際、ヨシオの連絡先を聞く勇気もなく

一緒に居たよく喋る男の連絡先をもらい(いきなり名刺みたいなもん渡されて・・・

お前は何の営業してんだ?(笑))


その日一目惚れしたヨシオを目に焼き付けて帰った。


数日後・・・

ピピピピッチの着信が鳴る

・・・知らない番号

(無視…


次の日

また同じ番号(-_-;)

当然、無視…


・・・・・・・・・・・・。(?)


はっ!( ゚д゚)ハッ!!

すっかり忘れてた!!


あの名刺の事・・・

しかし、名刺なんて その日のうちにポイッ(-_- )ノ⌒

(笑)アハッ


頭をよぎるのは

一目惚れしたヨシオの顔だけ

どうしよう…


着信履歴から かけ直すか・・・


イヤイヤ(≧ω≦)

ヨシオの事を思い出すと

それは恥ずかしすぎて出来ない

(今は平気でかけ直せますが 笑)


多分かかってきたのは

あの自称サーファー(;¬_¬)


どうしよう?

でも、もう一度会いたい!


精一杯の勇気を振り絞って

この着信履歴がヨシオとの唯一の繋がりだと信じ


着信履歴に残った番号に電話をかけてみた

・・・・・・つづく


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る