第23話 もしもあなたが世界を壊してしまうのだとしても②
「‐信号を追っていた無人機がようやくそれらしいものを
「‐これだけか?‐」
「‐ああ、それだけだ。数分前にそれを送ってきた無人機はそのまま
最も接近したとはいえ数キロは離れていただろう無人機に気付き、
「‐本当に、これが
「‐見た目には信じ
『‐
全体通信に
準備を整えていた部隊が、作戦区域に指定された最後の
作戦の
だがこの
そう思いながらも、最後に記されていた一文を見て緊張が走った。
人形ではなく少年を殺す事で事態は
例えあの少女がどれだけ望もうと、少年一人の命と都市に暮らす人々の命、なにより再び大戦が起きる可能性を
俺はあの少女と交わした約束を……、なにより少年を救いたいと思っている……。
「‐ああ、それから
少しの間沈黙していた
「‐そうか、対人形用の大型火器が作り出す
「‐いや
「‐どうやったかは分からないと、そう言っていた‐」
「‐ならやはり、そういうものではないのだろう。
「‐ああ‐」
「‐それと俺は
「‐そうか‐」
「‐だからお前は迷う事無く、その二つ名の通り人形を壊す事だけ考えてろ‐」
「‐どうして‐」
続けられた言葉に
「‐お前は
「‐そうか、そうだな……なぁ
「‐なんだ?‐」
「‐ありがとう‐」
「‐気持ちわりぃ‐」
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