第5話 プライド
次の日、俺はサーシャに失言をしたと後悔した。
だけど……
だけど……
俺はプライドが許さない!
サーシャの好きな人は、ハリウッド俳優なんだ。
シャワーを熱くして、
思い切り浴びた……だけど……
指の感覚がしびれている……。
俺は、やっぱり指をくわえて見てるだけなのか??
悲しかった……
愛しのサーシャに、暴言を吐いた事にも、
俳優が好きだと俺に相談してくるサーシャ……
俺は、ソファーにうなだれると、
死にたくなった。
サーシャ……??
あのキスは……
俺は悔やんだ。サーシャに
【fuckYou!!】
と言ってしまった……きっとサーシャは許してくれないだろう。
そうだろう …………。
机の上にある楽譜を思い切り手ではらう。
【……っくしょ!!】
涙がこぼれる。俺は自分の感情が分からなくなってきた。
だけど……
頭の中で
【このままでいいのか??】
と、後悔の波が押し寄せては、
押し寄せては……
苦しんだ。
散々苦しんだ。
その時、やはり考え直した。
【俺はサーシャが、好きなんだと。】
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