『笑う邪神官』 二人の主役、あるいは長めのイントロダクション

https://kakuyomu.jp/works/16817139554869951988


ロゼール・ワルキュリエ、十六歳。秩序神閥の主神アラサークに仕える聖騎士、ルクスアンデル純潔騎士団総長。登城のさい何者かに城の地下洞に落とされ、神罰で滅んだ神殿都市に迷い込む。正体不明の敵に追われて奉神の加護を喪うも黒碑に触れて気を失い、目覚めれば見知らぬ森に。代理神官を自称するハルタに出会う。

それも束の間、怪人の襲撃に遭ったロゼールは神の加護なきまま危機に陥る。瀕死の彼女は咄嗟にハルタの洗礼を受け入れるが、奉じたのは名を喪った邪神だった。強大な力を得て危機を脱したものの、村の教会ではロゼールの邪神は祓えない。

邪神の洗礼を解き信仰を取り戻すため、自分を陥れた敵を討つため王都を目指すロゼールだったが、彼女は自身も知らぬ間に邪神に堕ち王家に叛意を向けた罪人として追われる身になっていた。


フロルケイン・ハルタ、年齢不詳。自称代理神官。包容力と厭世観、常識と非常識を併せ持つ正体不明の少年。魔人の森で出会ったロゼールを邪神教に堕とすも、退屈しのぎと称してロゼールの名誉回復の旅に同行する。魔人に詳しくロゼールの成敗したそれを従える聖杖を持つ。

だが途上の各地で復活する魔人たちは徐々に力と知性を取り戻し、街を、国を侵し始めていた。陥れられ盟友さえも敵対するたロゼールと共にあるうち、ハルタは魔人復活の真相に近づいていく。


――物語では初回Aパート以降に露わになる人物紹介を改めて。


フロルケイン・ハルタ、年齢不詳。名を喪いし神の代理神官。村の外れで怪しいキノコ屋を営むおじさまたらしの美少年。版権ぎりぎりの聖歌を操り自らも歌う。


ロゼール・ワルキュリエ、十六歳。元純潔騎士団総長。元教会認定アイドルユニット華の姫騎士の白薔薇の君。ひょんなことから邪神の信徒になってしまった薄幸の聖騎士。ミニスカメイドの赤ずきん。


クロエ・プルダリオ、十七歳。黒衣騎士団総長、男装の麗人、元教会認定アイドルユニット華の姫騎士の黒睡蓮の君。無口で義理堅く責められるのが好き。かわいいものも好き。首輪も好き。


リリアーテ・ベラ=サレイユ、十五歳。ルクスアンデル第一王女、偽乳王女、白衣騎士団総長、元教会認定アイドルユニット華の姫騎士の紅百合の君。家出しては連れ戻される自由奔放な聖騎士。

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人生の言い訳 marvin @marvin

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